1300の「しおかぜ」は概ね良好である。5935kHzはジャミングが強いが聞き取りは可能である。6040kHzはクリアーに聞こえている。水曜日は英語放送である。
1300の朝鮮語と日本語放送はタシケントの11875kHzも良好である。周波数ずれは相変わらずである。台湾送信もきわめて強力である。「ふるさとの風ニュース」は6月29日のオンライン国連シンポジウムから、横田拓也さんの発言が出ている。
ふるさとの唱歌コーナーは「思い出のアルバム」である。いつものように曲名アナウンスは出ていない。
今週の一曲、朝鮮語は2曲出ている。1990年のヒット曲、高野寛の「虹の都へ」、と椎名林檎の「ここでキスして」、この組み合わせは2年前に登場している。日本語放送は1973年のヒット曲、チューリップの「心の旅」である。スケジュールなどの照会があり、1357に終了している。
1405の5980と6090kHzも良好である。八俣からの電波は強力である。ジャミングの影響はほとんどない。この時間は「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は各波良好である。11995kHzは10分以上前からキャリアーを出している。台湾送信の9450kHzも同様キャリアーを出している。9705kHzは直前に出てくる。同じ台湾でも送信サイトが違うようだ。懐かしい日本の歌は「雨降り」である。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ごろ、東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を預けたまま行方不明に。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない。
「ふるさとの声」は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2020年1月収録のメッセージである。続いてお兄さん本田勝さんからは2020年10月24日収録したメッセージ。そして長男、飯塚耕一郎さんからは2020年12月12日の国際シンポジウムにて収録したメッセージが出ている。
「今日の一曲」は1968年のヒット曲、水前寺清子の「365歩のマーチ」である。この番組は2021年4月15日、25日、5月5日、16日、26日、6月6日、17日、27日、7月7日、17日、29日、8月8日と同じ内容である。