2021年02月09日

2月8日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は9705と7295kHzが良好である。5895kHzは弱い。毎週月曜日から新しい内容となる。ふるさとの風ニュースは昨年12月12日に発表された作文コンクール入賞作品の中学生部門最優秀賞鹿児島市立坂元中学校2年山口心結さんの朗読である。
北朝鮮拉致
 「信じられない。」
そう思った。私と同じ中学生。私と同じように大切な家族や友達がいて。大切にしてくれる人達がいて。何気ない会話が一番楽しくて。それが一瞬にして壊された。名前も分からない人に。そう考えると、胸がぎゅっとしめつけられた。同時に、学校に貼られているポスターを見ても他人事だと思って知ろうとしなかった自分が怖くなった。
 拉致された横田めぐみさんのご両親の気持ちは、きっと言葉で表しても表しきれないと思う。大切な娘が拉致されたことも分からないまま二十年間どんな思いで生活してきたか。拉致されたと分かり、どんな思いをしたか。他人の私でもこんなに悔しいのに、実の親である横田さんご夫妻の悲しみは計り知れない。めぐみさんに今の新しい日本を見せてあげたいという父、横田滋さんの願いは叶うことなく帰らぬ人となってしまった。
 もう時間がない。残された時間はわずか。では、私達にできることは何か。そもそも、中学生の私にできることなんてあるのだろうか。調べてみると、色々な対策が行われていた。しかし、私達が何かこれといった解決策を行うのは正直に言って難しい。
なので、自分自身が今できることを三つ考えてみた。
一つ目は、自分の考えを深めることだ。インターネットで調べたり、テレビである特集などを見てみたりすると、過去にどんな事があったのか、現在どのような状況なのか、知らなかったことを知ることができる。
二つ目は、多くの人に知ってもらうことだ。「めぐみ」というアニメを見て私は、これをたくさんの人に見てもらいたいと思った。北朝鮮の拉致問題についてよく知らない友達に実際に教えた。すると、とてもびっくりして涙が出たと言っていた。また、まさに今行っているように拉致問題についての作文を書いてみたり、レポートや新聞を作ってみてもいいと思う。これなら私達にもできる。
三つ目は、あたり前の中に隠れている幸せを大切にすることだ。家族と一緒に暮らすことのできる幸せ、友達と笑い合えることのできる幸せ、好きなテレビを見ることのできる幸せ、温かいご飯を食べることのできる幸せ。たくさんある。それを意識して生活することは簡単ではないが、自然とありがたみと感じられる人に私はなりたい。
 拉致によって自由を奪われた人の数は、一人や二人ではない。その家族も今もずっと苦しいながら必死に戦っている。もう二度と起きてはならない拉致という自由を奪う行為を忘れないで、今自分自身にできることをやっていこうと思う。

ニュース解説は金正恩委員長について。今回の大会において総書記になったことについて推戴の辞の解説。
今週の一曲、朝鮮語放送は、井上陽水・奥田民生の「ありがとう」が出ている。昨年6月以来の登場である。日本語放送は1968年のヒット曲ビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」である。これも一年ぶりの登場である。

1300の「しおかぜ」は受信状態は悪い、八俣からの電波はほぼスキップ状態である。月曜日は拉致被害者と思想者の氏名生年月日などの読み上げである。一か月ぶりに違う内容である。2020年12月7、21、2021年1月11日などに放送されている。
1405の6070kHzはジャミングでほとんど聞こえない。7270kHzが混信の中かろうじて聞こえている。先週2月1日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。この番組が一週間続くことになる。

1430の「ふるさとの風」は7290kHzが良好である。バックでCNR1が聞こえているが、八俣の電波が優勢である。S9+40dBを超えている。9560と5895kHzは弱くほとんど音にならない。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。
「拉致問題解説」は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、ニセ遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
「ふるさとの声」は松木薫さんへ、お姉さん斎藤文代さんから、2019年12月に熊本で収録したメッセージ。そして2019年5月、東京の国民大集会での収録から。続いて弟松木信弘さんからも2019年12月と2月に収録のメッセージが出ている。
「今日の一曲」はミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」で、松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。この番組は2020年8月24日、9月4日、14日、24日、10月5日、26日、11月5日、17日、27日、12月7日、17日、28日、2021年1月8日、18日、29日と同じ内容である。

1600の「しおかぜ」は5955と7285kHzが聞こえている。しかし八俣からの電波は弱く聞きづらい。5955kHzは同波のルーマニア放送が優勢である。1300と同じ番組で拉致被害者・失踪者の氏名読み上げである。ジャミングはスキップしているのかわからない、聞こえない。

1600の「ふるさとの風」はそのスキップしたジャミングの中、6045kHzがよく聞こえている。9690と5945kHzは全く聞こえない。6045kHzは1627にアニメソング「魔法使いサリー」が出てくるが、一分後に停波している。
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