2月9日1300の「しおかぜ」は6085kHzがジャミングの中から聞こえている。6087kHzのFSK波もうるさい。7285kHzは上からの被りもあるがジャミングはないようだ。ガザついておりかなり聞きづらい。
火曜日は日本語放送でいつもと違い、先週土日の放送された番組が出ている。1月29日特定失踪者問題調査会は幹事会を開催し、その決定内容が報告されている。以下その内容の一部である。
北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」は北朝鮮側から執拗な妨害電波発信が続けられていることに鑑み、いかに北朝鮮全体に揺さぶりをかけ、被害者救出につなげるかを中心として放送内容の変更を行う。さらにそれに付帯して他の方法による情報注入、国内外での情報収集や国内での情報発信をさらに強化していく。
昨年9月、安倍総理は通算約8年8か月の在任期間を経て辞任したが、結果的には誰一人として被害者を取り返すことができなかった。その中で昨年有本嘉代子さん、横田滋さんが亡くなった。マスコミでは「親世代で残っているのはあと2人」と報道するが、特定失踪者家族はまだ多数の親世代が息子娘の帰りを待っており、そして1人、2人とその思いを遂げることもなく亡くなっている。このままでは救出が果たされても皆、待つ家族がいなくなってしまう。
そんなときに現状の政府の対応は「外交的努力」の域を出るものではない。さらに現在、日本国内では新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う緊急事態宣言などで政府も国民も関心は拉致問題から離れてしまっている。これこそが「日本の拉致問題に関する緊急事態である」との認識のもと、調査会としてはあらためて拉致被害者救出への活動を見直し、あえて「嫌われることも厭わない」能動的な活動を進める。
続いて、金東哲博士からのメッセージiが出ている。過去にも放送されている。
救出への道コーナーに続き「日本政府からご家族の声」は増元るみ子さんへ、お姉さん平野文子さんから2019年12月、熊本で開催された国民の集いで収録したメッセージが出ている。緊急放送ISの後、日本への脱出についての情報を流している。
後半1330は朝鮮語放送である、先週土日6、7日と同じ内容である。
1300代の朝鮮語と日本語放送は3波とも団栗の背比べ、台湾送信は浮き沈みが激しい。昨日から新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は昨年12月12日に発表された作文コンクール入賞作品の中学生部門最優秀賞鹿児島市立坂元中学校2年山口心結さんの朗読が出ている。
ニュース解説は金正恩委員長について。今回の党大会において総書記になったことについて推戴の辞の解説。
今週の一曲、朝鮮語放送は、井上陽水・奥田民生の「ありがとう」が出ている。昨年6月以来の登場である。日本語放送は1968年のヒット曲ビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」である。これも一年ぶりの登場である。
1405の「しおかぜ」は6070kHzがジャミングで五とんど聞き取れない。7270kHzも弱く聞きづらい、ジャミングはない。この時間は日本語放送で「ふるさとの風」が出ている。開始と終了はしおかぜのアナウンスである。
1430の「ふるさとの風」は9560と7290kHzが良好である。CNR1の混信もほとんどわからない。5895kHzは弱い。
懐かしい日本の歌「海」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24歳であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日心臓マヒで死亡したとされる。しかし結婚した事実もなく、何の前触れもなく死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年9月に北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。死亡を確認する客観的事実は何もない。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。弟さん増元照明さんから、2020年6月電話収録のメッセージである。お姉さん平野文子さんからも2020年6月の電話収録から。同じく2019年12月熊本での国民の集いで収録したメッセージである。
今日の一曲は1976年のヒット曲沢田研二の「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2020年8月25日、9月5日、15日、25日、10月7日、27日、11月6日、18日、28日、12月8日、19日、29日、2021年1月9日、19日、30日と同じ内容である。