2020年12月30日

12月29日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は日本語放送が出ている。2波とも混信が強く聞きづらい。通常は土日に放送される番組で、ニュース地解説番組「日本海にかける橋」である。
1322:45の「日本政府からご家族の声」は市川修一さんへ、お姉さん市川龍子さんからのメッセージで、2019年2月に収録したもの。緊急放送ISに次いで、日本への脱出についての注意事項が告知されている。
「この放送を船の上で聞いている皆さん、日本へ船でやってくる場合、皆さんは当然危険を冒して日本を目指されるものと思います。無事願いが叶うようお祈りしています。皆さんが無事日本で保護されるために日本の近くに来たら次のことを守ってください。まず武器麻薬などを持っていれば犯罪者として扱われます。皆さんの近辺が危険になります。北朝鮮を脱出するとき必要であったとしても、日本へ着く前にすべて海に捨ててください。皆さんから攻撃されない限り、日本の警察も海上保安庁も軍も、皆さんを攻撃することはありません。
警察官、海上保安官など上陸した場所にいる人の指示に必ず従ってください。日本では犯罪を犯さない限り皆さんは保護されます。また拉致被害者など日本に関係のある人が乗っている場合、それを伝えてください。拉致被害者についての情報をお持ちの方はそれを伝えてください。これは一度だけではなく、警察にも海上保安庁にも、あるいは近くに一般の人達がいれば、それらの方々にも繰り返し伝えてください。
拉致被害者が乗っていれば、あるいは拉致被害者に関する情報があれば日本政府は皆さんに対して、それにふさわしい待遇をします。しおかぜでは船で日本を目指す方々のためにも、逐次情報を提供します。ぜひ今後も、しおかぜをお聞きください。」

後半1330は朝鮮語放送である。1352:30「日本政府からご家族の声」は横田めぐみさんへ、弟さん横田哲也さんからのメッセージである。

1300代の朝鮮語と日本語放送は9705kHzがスキップ全く聞こえない。7295kHzは良好である。5895kHzにはなぜかパルスジャミングが出てきた。結構強くこれまた聞きづらい。この放送にジャミングの出たことはなくどうしたものか、1400には止まっている。
そして1430の5895kHzはクリアーに聞こえている。7290kHzはCNR1につぶされている。9560kHzもこの時間帯弱いながらもとこ時音になっている。懐かしい日本の歌「海」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24歳であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日心臓マヒで死亡したとされる。しかし結婚した事実もなく、何の前触れもなく死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年9月に北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。死亡を確認する客観的事実は何もない。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。弟さん増元照明さんから、2020年6月電話収録のメッセージである。お姉さん平野文子さんからも2020年6月の電話収録から。同じく2019年12月熊本での国民の集いで収録したメッセージである。
今日の一曲は1976年のヒット曲沢田研二の「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2020年8月25日、9月5日、15日、25日、10月7日、27日、11月6日、18日、28日、12月8日、19日と同じ内容である。

1600の「しおかぜ」は5990と6110kHzが聞こえている。5990kHzはジャミングで聞きづらいが、6110kHzはクリアーに聞こえている。1300と同じ番組で、北朝鮮人権問題啓発週間の期間中に行われた各種行事について。12月5・6日に開催された北朝鮮人権映画祭について。同時に劇映画「めぐみへの誓い」も上映された。
12月11日には拉致問題セミナーが、12日には政府主催の国際シンポジウムが開催されたことなど。救出への道コーナーは、連日新型コロナ感染症の患者が出ていることなど。1622:45に「日本政府からご家族の声」が出ている。

1600の「ふるさとの風」は3波ともほとんど聞こえない。5945kHzはCNR1にブロックされている、6045kHzはジャミングに自爆、9690kHzは入感なし。
1700の6155kHzは良好である。1430と同じ番組が出ている。


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