1300の「イルボネパラムと「1330の「ふるさとの風」は台湾送信が強力である。タシケント送信は若干弱い。29日、月曜日から新しい内容である。
「ふるさとの風ニュース」は6月23日沖縄全戦没者追悼式における安倍総理はビデオメッセージの中で次のように述べた。
令和二年・沖縄全戦没者追悼式が執り行われるに当たり、沖縄戦において、戦場に斃(たお)れた御霊、戦禍に遭われ亡くなられた御霊に向かい、謹んで哀悼の誠を捧げます。
先の大戦において、沖縄は、苛烈を極めた地上戦の場となりました。20万人もの尊い命が無残にも奪われ、沖縄の誇る豊かな海と緑は容赦なく破壊され、焦土と化しました。多くの夢や希望を抱きながら斃れた若者たち、我が子の無事を願いながら息絶えた父や母、平和の礎(いしじ)に刻まれた全ての戦没者の無念を思うとき、胸の潰れる思いです。
今日私たちが享受している平和と繁栄は、沖縄の方々の筆舌に尽くしがたい苦しみ、苦難の歴史の上にあることを、私たちは決して忘れません。沖縄戦から75年を迎えた今、そのことを改めて噛(か)み締めながら、静かに頭(こうべ)を垂れたいと思います。
我が国は、戦後一貫し、平和を重んじる国家として、歩みを進めてきました。戦争の惨禍を二度と繰り返さない。この決然たる誓いを貫き、平和で、希望に満ち溢(あふ)れる世の中を実現する。そのことに今後も不断の努力を重ねていくことを、改めて、御霊にお誓いいたします。
沖縄の方々には、永きにわたり、米軍基地の集中による大きな負担を担っていただいております。この現状は、到底是認できるものではありません。政府として、基地負担の軽減に向け、一つ一つ確実に、結果を出していく決意であります。
返還計画に基づき実現した初の大規模跡地である西普天間住宅地区では、今後の跡地利用の先行事例として、高度な医療・研究機能の拡充や地域医療の向上を目指した健康医療拠点の整備が進められており、今年度から施設の建設に着手します。
引き続き、「できることはすべて行う」との方針の下、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くしてまいります。
美しい自然に恵まれ、アジアの玄関口に位置する沖縄の優位性と潜在力は計り知れません。本年3月には、念願の那覇空港第二滑走路の供用も開始しました。現下の新型コロナウイルス感染症による危機を乗り越え、沖縄が「万国津梁(しんりょう)」として世界の架け橋となるよう、沖縄の振興をしっかりと前に進めてまいります。また、沖縄の皆さんの誇りとも言える、首里城の復元についても、政府一丸となって全力で取り組んでまいります。
結びに、沖縄の地に眠る御霊の安らかならんこと、御遺族の方々の御平安を、心からお祈りし、私の挨拶といたします。
「ニュース解説」は6月25日朝鮮戦争勃発70周年について。労働新聞社説から、今年もこの日、米国への言及はなかった。
今日の一曲、朝鮮語はは1980年のヒット曲、松山千春の「恋」である。これは頻繁に登場している。日本語は1977年のヒット曲、狩人の「あずさ2号」である。久々の登場である。
「ふるさとの声」は一般の方白木まち子さんから寄せられたメッセージと歌の紹介である。
白木まち子さんは長野県朝日村で飲食店を経営する70歳の方で、 「涙で揺れるあの月をお前はあの国で見ているか」という言葉で始まる歌は、別離を強いられている人たちの心境や家族の固い絆、一刻も早い帰国を願う気持ちを織り込み、痛切なメロディーに乗せた。白木さんが通う音楽教室の指導者の助言を受けて作詞・作曲し、歌も担当する。
制作の経緯に触れたメッセージでは「歌には力があると私は信じています。心で、心に訴えようと歌を作ることにしました」と言う。
昨年10月に、松本市で開かれた蓮池さんの講演会を聞いたのが制作のきっかけだった。「被害者のことを忘れずに声を上げ、世論を盛り上げて」との話に感銘を受け、今年初めにかけて歌を作った。
送られたデモンストレーションの録音を聞いた蓮池さんは、被害者家族の心境が「痛いほど伝わってきた」という感想を書いた手紙を返信し、内閣官房拉致被害者問題対策本部との間を取り持った。
「みんなで待っているんです」は今日政府が北朝鮮向けに行っているラジオ放送「ふるさとの風」などで放送される。同本部は、安倍晋三首相が10日の衆議院予算委員会の答弁で「大切なことは北朝鮮に対して、日本の声を一つにして、気持ちを一つにして訴えていくことだ」と述べたことに触れ、拉致被害者問題解決に向けた白木さんのような行動が出たことを歓迎している。
白木さんは、拉致問題の解決に向けた動きが停滞していると感じており、横田滋さんら被害者家族の相次ぐ死去に心を痛めた。「ふるさとの風」で自曲が放送されることを意識して「(拉致被害者が)聞いていてくれることを信じて歌いたい」と話していた。
1300の「しおかぜ」は5920kHzがジャミングで聞きづらい、6070kHzもジャミングは出ているが弱く大きな影響は無い。月曜日は前半・後半ともに失踪者の氏名生年月日、失踪年月、年令などが読み上げられている。6月15日、月曜日と同じ内容である。
1430の「ふるさとの風」は3波ともクリアーに聞こえている。11995、9560、9450kHzいずれも強力である。懐かしい日本の歌は「ずいずいずっころばし」である。
拉致問題解説は松本京子さんについて、2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、2002年の日朝実務者協議で北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。地元での救出活動や29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
「ふるさとの声」は2020年1月の島根県での共同公開収録における、お兄さん松本肇さんからのメッセージが出ている。続いて2019年5月の国民大集会で収録されたメッセージ。そして2019年2月のメッセージ。最後に2018年11月に「拉致問題の早期解決を願う国民のつどいin米子」での収録メッセージが出ている。
今日の一曲は1978年のヒット曲、堀内孝雄の「君の瞳は一万ボルト」が出てきた。この番組は2020年4月3日、13日、27日、5月8日、18日、29日、6月18日と同じ内容である。