1300の「しおかぜ」は5920と6165kHzが強力である。両波ともジャミングは出ているが、八俣の電波が強く大きな影響は無い。月曜日は先週と違いまた失踪者に氏名読み上げが出ている。当然後半も氏名読み上げである。いまいち番組のローテーションがよくわからない。
1300のイルボネパラム」はタシケント送信が4分遅れの頭切れで出てきた。台湾送信の9940kHzは変調がきわめて浅い、9465kHzは良好である。1330の「ふるさとの風」は3波とも良好である。今日からまた新しい内容である。まずふるさとの風ニュースは、5月14日新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見から。
本日、関東の1都3県、関西の2府1県、そして北海道を除く39県について、緊急事態宣言を解除することといたしました。
その判断については、今回、専門家の皆様の御協力を得て、感染の状況、医療提供体制、監視体制の3つについて、具体的な数値なども含め、解除の客観的な基準を策定いたしました。
2週間前と一週間前を比べ、新規の感染が減少傾向にあること。直近一週間の合計で10万人当たり0.5人以下に抑えられていること。さらには、感染経路が分からない感染者の発生状況など、総合的に判断することといたしました。
そして、こうした基準に照らし、39県については、いずれも、今後、徹底的なクラスター対策を講ずることで、感染拡大を防止できるレベルにまで抑え込むことができたと判断いたしました。重症者も減少するなど、医療提供体制も改善しており、検査システムも新規感染者の動向を適切に判断する上で、十分に機能していると考えます。
こうした評価について、尾身会長を始め、諮問委員会の専門家の皆さんの賛同を得て、今月末までの期限を前倒しして、本日付で39県の緊急事態宣言を解除することといたしました。この後の政府対策本部において決定いたします。
残りの8都道府県では、感染者数の大きな減少に加え、人工呼吸器が必要となる重症者も、東京や大阪ではピーク時の6割ぐらいまで減少していますが、まだリスクが残っていると考えます。引き続き気を緩めることなく、外出自粛などに御協力をお願いいたします。地方への移動も控えていただきたいと思います。
1週間後の21日をめどに、もう一度、専門家の皆さんに、その時点で今回決定した解除基準に照らして評価いただき、可能であれば、31日を待つことなく、解除する考えです。
2月下旬、学校の一斉休校、大規模イベントの自粛をお願いいたしました。国民の皆様には大変な御負担をおかけいたしましたが、結果として、私たちは中国からの第一波の流行を抑え込むことができた。国立感染症研究所のゲノム分析によれば、そう推測されています。国民の皆様の御協力に感謝申し上げます。
そして、この1か月余りの皆様の努力によって、私たちは欧米経由の第二波も抑え込みつつある。そして、我が国の人口当たりの感染者数や死亡者数は、G7主要先進国の中でも圧倒的に少なく抑え込むことができている。これは数字上明らかな客観的事実です。
私たちのこれまでの取組は確実に成果を上げています。今、また感染拡大を予防しながら、同時に社会経済活動を本格的に回復させていく。新たな日常をつくり上げるという極めて困難なチャレンジに踏み出します。しかし、このチャレンジも国民の皆様の御協力があれば、必ず乗り越えることができる。私はそう確信しております。
ふるさとの唱歌は「ドレミの歌」である。
「今週の一曲」、朝鮮語は1988年のヒット曲ZIGGYの「GLORIA」と1980年のヒット曲八神純子の「パープルタウン」の2曲が出ている。日本語放送は1977年のヒット曲、ダウンタウンブギウギバンドの「サクセス」が出てきた。
「ふるさとの声」は昨年12月の作文コンクールから、仙台市立吉成中学校、中学生部門優秀作品から「拉致問題について今できること」の朗読である。
「拉致問題」と聞いて、日本のどれ程の人が知っているであろうか。私は昨年、全校道徳の授業で、アニメ「めぐみ」を観た。その時、子どもの権利条約カードを初めて手にした。そのカードには、子どもが安心して毎日を暮らすための国際条約が書かれていた。
当時13歳だった横田めぐみさんは、下校途中、北朝鮮に拉致された。そして、めぐみさんの日常が急停止し、輝かしい未来までが突然、閉ざされた。「めぐみ」を観ている私にも、めぐみさんの恐怖感と深い悲しみが伝わり、胸が痛んだ。
私は以前から拉致問題について少しは知っていたが、「めぐみ」を観てから、一層拉致問題について深く知りたくなった。また、子どもの権利条約が、めぐみさんにも守られるべき権利だったのではないかと思え、いち早く拉致問題が解決してほしい気持ちが増した。
その後、私は拉致問題に関するテレビの番組や新聞記事に多く目を向けるようになった。
特に今年の二月にテレビで観た番組が印象的で心に残った。それは、拉致被害者とその家族が拉致を知らない若者たちと対談する番組だった。「突然、自分の家族がいなくなったらどうするか。」これは、拉致被害者とその家族が若者たちに質問した言葉だ。「探す」「警察に行く」「SNSで情報収集」と様々な意見が出た。私ならその三つとも選ぶ。愛する家族のために。家族がいる幸せは、当たり前のことではないのである。
さらにこの番組で、めぐみさんの母の横田早紀江さんが拉致問題の解決に向けて訴えていた。「娘が戻ってくるまで頑張り続ける。」早紀江さんの必死な思いが私の心を強く打った。拉致は、誰にでもありうることで、残された家族の苦悩を自分の立場に置き換えると、とても辛く感じるのである。
また、地方新聞で、拉致被害者とその家族の拉致問題の解決に向けた署名や募金活動、講演や集会が紹介された記事を読んだ。その活動に参加する大半が、いつも高齢の人ばかりだと分かった。それは拉致問題が40年以上も前のことなので、若い世代は知らない人の方が多いからかもしれないと思った。
だから私は、拉致問題を風化させないように、今後も若い世代につなげていきたい。そのために、今できることを提案したい。まず、若い世代に拉致問題について広める。若い世代を対象に、拉致問題の解決に向けた集会を数多く開いたらどうだろうか。そこで拉致問題を学び、興味を持つ機会を増やす。また拉致被害者とその家族の活動の手助けをするために、若い世代のボランティアを募ることも必要だろう。
めぐみさん他拉致被害者の帰国を願い、国民が心を一つにして、拉致問題について意識を高め、解決につながることを切に願う。
周波数アナウンスなどがあり1357に終了している。
1430の「ふるさとの風」は台湾送信の9560、9450kHzが強力に入感している。タシケント送信の11995kHzも若干弱いもののクリアーに聞こえている。懐かしい日本の歌は「トンボのめがね」である。
拉致問題開設は横田めぐみさんについて。当時新潟県に住んでいた横田さん、1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13才である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を1993年3月死亡から1994年4月に改ざんするなど、トップとの関わりをカモフラージュするために、亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
「ふるさとの声ふるさとの声は横田めぐみさんへのメッセージ、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年令を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月に収録のメッセージ、この時はまだ元気そのもの、はっきりと聞き取れる。モンゴルで孫と会ったことも述べている。そしてお母さん横田早紀江さんから2020年1月の新しい収録メッセージである。続いて、弟さん横田拓哉さんから、2019年12月東京でのシンポジウムにおける収録。そして横田哲也さんから2019年11月新潟での県民集会での収録メッセージが出ている。この番組は先回放送分から更新されている、2020年3月30日、4月10日、23日、5月5日、15日と同じ内容である。