1300の「しおかぜ」は6085と7310kHzが聞こえている。八俣からの電波はそれほど強くはないが、聞き取りは十分可能である。いつものように周波数アナウンスから、しかしまだA19のままで更新はされていない。番組内容は先週と同じである。まず韓国の国家情報院が4日、非公開の国会情報委員会で、北朝鮮の金正恩の叔父、金平一が帰国する見通しというニュースから。続いて金正恩の現地指導に地域住民が根を上げているというニュース、10月31日RFAからの引用。北朝鮮の電力事情などについて解説している。本当のことが伝えられていない北朝鮮の報道を信用せず、しおかぜなどの放送で事実を知ってほしいとしている。
救出への道コーナーは、11月5日、産経新聞から横田めぐみさんへ、早紀江さんからの手紙が読み上げられている。「日本政府からご家族の声」はめぐみさんの弟横田拓哉さんからのメッセージが出ている。そしていつもの日本への脱出に際しての注意喚起である。
後半1330は朝鮮語放送である。
1300代の拉致対策本部の放送は7295kHzが聞こえるのみ、9705と9530kHzは音にならない。3波とも台湾送信になって、受信状態は悪くなった。
1430の「ふるさとの風」は7290kHzが混信の中聞こえている。7295kHzのまま出ていれば混信は避けられるのに。9705と9560kHzは全く聞こえない。ジャミングは全くない。懐かしい日本の歌「夕焼け小焼け」で始まった。
拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人は平壌におり、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に生活していた招待所で家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。北朝鮮側はこれを一切認めていない。北朝鮮側の主張には、北朝鮮が匿っているテロリストが関与した犯罪行為を隠蔽しようとする意図があったと受け止められる。
ふるさとの声は有本明弘さんから、2019年5月に国民大集会で、2019年1月にそれぞれ収録したメッセージが出ている。続いてお母さん有本加代子さんから2019年1月収録のメッセージが出ている。お母さんは今年96才である。
今日の一曲は1980年のヒット曲、松山千春の「恋」である。最後に日本語と朝鮮語のスケジュールアナウンスなどで番組終了。この番組は2019年8月3日、13日、24日、9月3日、14日、24日、10月5日、15日、25日、11月6日と同じ内容である。