2019年07月01日

6月30日「しおかぜ」

30日、日曜日の「しおかぜ」は3波とも強力である昨日同様かなり弱い。5935kHzはジャミングで聞きづらい、6070kHzはジャミングが出ていない。昨日と同じ番組が出ている。トランプ大統領の金正恩への親書について。6月23日、朝鮮中央通信が伝えた親書の内容が放送されている。また親書を読む写真などの内容を「北朝鮮改革放送」が伝えた模様も出ている。
習近平国家主席の北朝鮮訪問についての解説。RFAの報道から引用している。救出への道コーナーでは習近平主席のピョンヤン訪問でのマスゲームで、ひょっとしたら拉致被害者やその子供たちがいるのではないかと目を凝らしていたことなど。トランプ大統領が日本へ来た際には2回も拉致被害者家族と面会したことも触れている。
「日本政府からご家族の声」は田口八重子さんへ、兄の本田勝さんからのメッセージが出ている。
これは6月29日1600UTC、6165kHzでの受信である。受信状態は良好であるが、バックでジャミングの出ているのがわかる。
1405の「しおかぜ」はさらに弱くなり、ジャミングこそないが、下からの混信で受信状態は悪い。

1330の「ふるさとの風」は9705kHzにジャミングが出ているが、9965と9455kHzはクリアーである。若干信号は弱いが受信状態は概ね良好である。一週間同じ番組、日曜日はその最後である。「ふるさとの風ニュース」は6月16日、モンゴルを訪れていた河野外務大臣の会談から。ニュース解説は習近平の北朝鮮訪問について。
今週の一曲は1974年にヒット曲、三輪車の「水色の街」、一年ぶりの登場である。
「ふるさとの声」は5月19日東京で開催された「全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会」から安倍総理の挨拶が出ている。

1430の「ふるさとの風」幾分持ち直し、3波とも強力である。9450、9560、9960kHzいずれもジャミングは全くない。懐かしい日本の歌「おはなしゆびさん」で放送開始。
拉致問題解説は、田口八重子さんについて、1978年6月ごろ東京高田馬場のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のデッチ上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事故である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから、2018年9月東京で開催の国民大集会での収録。続いてお兄さん本田勝さんからは2019年2月収録のメッセージ、子供を置き去りにして行方不明になった当時の模様が詳しく出ている。そしてこの2019年2月9日、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、水前寺清子の「365歩のマーチ」である。この番組は2019年3月27日、4月18日、28日、5月8日、19日、30日、6月9日、20日と同じ内容である。

1600の「しおかぜ」は5920と6165kHzの2波が聞こえている。6165kHzは若干ジャミングが目立つが、5920kHzは八俣からの電波がきわめて強くジャミングはわからない。S9+50dBを超すローカル局並みの強さで入感している。この時間帯、同波には「自由の声放送」も出ているが完全につぶされている。かの地ではどのように聞こえているのだろうか。
番組は昨日並びに1300と同じである。前半日本語、後半1630は朝鮮語である。

1600の「ふるさとの風」は3波ともクリアーに聞こえている。ジャミングは全くない。
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