1300の「しおかぜ」は5965kHz、1231に強力なジャミングを出してきた。しかしそれ以上に八俣からの電波は強く、殆ど影響はない、受信状態は極めて良好である。土曜日は日本語放送から、いつものように緊急メッセージから。先週と同じ番組である。
「拉致被害者の皆さん、北朝鮮におられる日本人の皆さん、事態が急変しています。しおかぜをはじめとする外国からの放送をお聞きください。日本に連絡できる方法があれば連絡してください。私たち特定失踪者問題調査会の連絡先は電話なら、国番号81の後に、9085179601、FAXの場合は81の後に356945059です。」
7月15日、東京で、在日朝鮮人らも参加し初の日の丸太極旗デモについて。シュプレヒコールの模様が録音で流されている。続いて、「しおかぜ」のモニタリングについて、去る6月28日に村尾理事長と共に行った延坪島での受信調査の結果、短波中波とも良好に聞こえていることが判明した。
7月18日、特定失踪者家族会が拉致担当大臣へ要請を行ったこと。救出への道コーナーは7月24日収録の各地での活動の様子など。1324:55に「日本政府からのメッセージ」が出ている。1326に再び緊急メッセージが出て放送終了。後半1330は朝鮮語放送である。
1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」はいずれも強力である。ジャミングの確認はできない。拉致問題インフォメーションは、7月17日ハイレベル政治フォーラム会合出席のためニューヨークを訪問中の岸田文雄外務大臣は、アントニオ・グテーレス国連事務総長と会談した要旨が出ている。
ニュース解説は「北朝鮮2回目のICBM発射」について。
今週の一曲、朝鮮語は松任谷由実のHello, my friend、昨年9月にも登場している。日本語放送は1978年のヒット曲、アリスの「ジョニーの子守歌」、2015年6月以来二度目の登場となる。
故郷の声は有本恵子さんへ、お母さん有本嘉代子さんさんのメッセージの朗読、拉致問題啓発映像作品「~メッセージ~家族たちの思い」から女優、紺野美沙子さんの朗読である。
1430の「ふるさとの風」は9450、9560、9960kHzである。台湾送信、パラオ送信ともに強くクリアーに入感している。懐かしい日本の歌「トンボのメガネ」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。 北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない。
ふるさとの声は田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんから、2015年3月4日収録のメッセージ。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージも2016年2月18日に収録、地元佐渡の民謡を歌っている。
2016年9月開催された「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」 で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」、2010年11月以来の登場である。この番組は2017年2月2日、11日、20日、3月1日、10日、4月19日、28日、5月7日、16日、25日、6月3日、12日、21日、7月9日、18日、27日と同じ内容である。