2017年06月21日

6月20日「しおかぜ」

6月20日、自由の声放送はジャミングのない5940kHzから、また元の5920kHzジャミングの中へ自爆している。

1300の「しおかぜ」は7215kHz、今日はジャミングが出ていない。同波のCRIの混信も弱い、受信状態は良好である。火曜日は失踪者家族らから寄せられた手紙の一部が紹介されている。
2000年失踪の浜崎真嗣さんへ、お母さんの久美子さんからの手紙、
1968年失踪の屋木しのぶさんへ、妹さんの板谷春美さんから
1969年失踪の大屋敷正行さんへ、お姉さんの山口幸子さんから
1985年失踪の伊藤 克さんへ、奥さんのしづ子さんから
1960年失踪の木村かほるさんへ、お姉さんの天内みどりさんから
1993年失踪の田中正道さんへ、妹さんの村岡育世さんから
1948年失踪の平本和丸さん、1950年失踪の平本敏昭さんへ、お姉さんの末永直子さんから、「北鮮」にいる兄弟へのメッセージ。
1985年失踪の下地才喜さんへ、お母さんの元枝さんから
1963年失踪の森 洋子さんへ、お姉さんの林澄子さんから
1977年失踪の布施範行さんへ、お母さんのマサ子さんから
1989年失踪の松岡伸矢さんへ、お父さんのマサノブさん、お母さんの圭子さんから
1986年失踪のMさんへ、奥さんのキミさんから
1974年失踪の大澤孝司さんへ、お兄さんの昭一さんからの手紙

1325:33に「日本政府からのメッセージ」、これは「ふるさとの風」のコマーシャル。後半1330からも失踪者家族からの手紙が読まれている。
1977年5月失踪の仲里次弘さんへ、お姉さんの神山磯枝さんから
1965年失踪の藤田 進さんへ、お母さんのフミさんから
1987年失踪の西安義行さんへ、妹さんの西安圭子さんから
2002年失踪の稲田裕次郎さんへ、お母さんの智子さんから
1987年失踪のNさんへ、お母さんきよ子さんから
1961年失踪の岩佐寅雄さんへ、姪の竹川朋子さんから
1981年失踪の横山辰夫さんへ。お姉さんの浦本カツヨさんから
1988年失踪の種子雅也さんへ、お父さんの一郎さんとお母さんの資子(トモコ)さんから
1972年失踪の平山政子さんへ、お兄さんの勲さんから
1989年失踪の日高満男さんへ、お姉さんの田中恵美子さんから
1968年失踪の早坂勝男さんへ、お兄さんの勇治さんから
1990年失踪の清水桂子さんへ、お母さんの弘美さんから
1968年失踪の水島慎一さんへ、弟さんの嘉導さんから

以上の方からの手紙が読み上げられた。1355:33にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。この放送は2015年4月22日、5月20日、6月17日、7月15日、8月12日、9月16日、10月13日、11月23日、2016年2月9日、3月22日、5月3日、6月14日、7月26日、9月6日、10月18日、11月29日、2017年2月7日、3月21日、5月9日と同じ番組、この番組は通常6週間ごとに再放送されている。
1405の「しおかぜ」は6165kHz、ジャミングは出ていない、同波の混信はあるものの概ね受信状態は良好である。

1300の朝鮮語、1330の日本語放送は強力に入感している。いつものことだが、9940/9950kHzは音量が小さい、いわゆる変調が浅く感じられる。
昨日から新しい番組がでている。拉致問題インフォメーションは、国連安保理で2356号が決議されたことに対する安倍総理のコメントから。
北朝鮮による累次の弾道ミサイル発射等を受け、制裁対象を拡大する内容の国連安保理決議第2356号が、全会一致で採択されたことを評価する。
北朝鮮が国際社会の度重なる警告を無視して挑発を続けていることは、断じて容認できない。日本政府は、北朝鮮に対し国際社会の声を真摯に受け止め、今般採択された国連安保理決議第2356号を始めとする一連の安保理決議を厳格かつ全面的に実施し、更なる核実験や弾道ミサイル発射等の挑発行動を行わないよう強く求める。
先般の日米首脳会談においては、北朝鮮に対する更なる制裁や国連安保理での緊密な連携を通じて北朝鮮に対する圧力を強化することの重要性を改めて確認した。また先般のG7首脳会合では、北朝鮮問題は国際的課題の最優先事項であり,非核化に向けた措置を強化する用意があるとの点で一致した。これらも踏まえ、日本政府は、国連安保理理事国として、米国、韓国、中国、ロシアなどの関係国と緊密に連携し、今般の国連安保理決議の採択に貢献した。北朝鮮に対する圧力を更に強化すべく、この安保理決議を着実に履行し、その実効性を確保することを含め、引き続き、関係国と緊密に協力していく。
日本政府としては「対話と圧力」、「行動対行動」の原則の下、北朝鮮に対し、核、ミサイル、そして引き続き最重要課題である拉致問題といった諸懸案の包括的な解決に向けた具体的な行動をとるよう強く求めていく。

次に、拉致問題対策本部では、平成29年度行事として、北朝鮮人権問題啓発週間の作文を、中高生対象に募集することになった。それに関する加藤大臣記者会見での発言。
「政府・拉致問題対策本部では、平成29年度の新たな施策として、拉致問題を風化させないことなどを目的に、中学生及び高校生を対象とした北朝鮮人権侵害問題啓発週間・作文コンクールを実施することとしております。募集期間は、6月12日から9月29日としております。
生徒の皆さんには、全国の学校に配布しております拉致問題啓発アニメ「めぐみ」のDVDを視聴していただき、さらに学校の授業でいろいろ学んでいただき、あるいは自分自身で調べていただく、こうしたことを通じて、拉致被害者や拉致被害者御家族の心情を理解するとともに、拉致問題解決のために自分に何ができるのか、何をすべきかということについて、作文として書いていただきたいと思っております。
コンクールの表彰式は、12月16日に開催予定の北朝鮮人権侵害問題啓発週間・政府主催イベントの中で執り行うこととしております。」

ニュース解説は「文在寅大統領の6・15演説」について、今週の一曲、朝鮮語はウルフルズの「ガッツだぜ!!」、今年一月にも登場している。日本語はノエル・ポール・ストゥーキーの"Song for Megumi"2010年に登場している。ふるさとの声は2017年2月収録の曽我ひとみさんのメッセージである。

1430「ふるさとの風」は9450、9560と9960kHz、3波とも強力に入感している。パラオ送信の9960kHzは2秒ほど遅れて聞こえる。
懐かしい日本の歌「星の界(よ)」で始まった。讃美歌312番(What a Friend We Have in Jesus)のメロディが使われていることでもよく知られている名曲である。
月なきみ空に きらめく光
嗚呼その星影 希望のすがた
人智は果てなし 無窮の遠(おち)に
いざその星影 きわめも行かん
月なきみ空に きらめく光
嗚呼その星影 希望のすがた
人智は果てなし 無窮の遠に
いざその星影 きわめも行かん

雲なきみ空に 横とう光
嗚呼洋々たる 銀河の流れ
仰ぎて眺むる 万里のあなた
いざ棹させよや 窮理の船に
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんからのメッセージ、2016年11月4日、長崎ブリックホール国際会議場において、政府拉致問題対策本部、長崎県、長崎県拉致問題早期解決議員連盟の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin長崎」の国民集会での収録から。
続いて2015年8月に日本政府制作のビデオメッセージから同じく平野フミ子さんから、そして中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴え、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、いずれも2013年2月の収録である。
今日の一曲は、これまでと同じ、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。
この番組は2017年2月1日、10日、19日、28日、3月9日、18日、27日、5月6日、15日、24日、6月2日、11日と同じ内容である。
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