1300の「イルボネパラム」朝鮮語は9465、9900、9940kHz。今日は9940kHzが10秒早く聞こえている。1330の「ふるさとの風」日本語放送は9705、9900、9950kHz、いずれもクリアーかつ強力である。9950kHzは一分遅れで聞こえている。
拉致問題インフォメーションは5月3~5日にかけ欧州議会を訪問した加藤拉致問題担当大臣についてなど。5月9日、マイケル・カービー元北朝鮮における人権に関する国連調査委員会委員長、マルズキ・ダルスマン前国連北朝鮮人権状況特別報告者に平成29年春の外国人叙勲で旭日重光章を受章したこと。滝沢求外務大臣政務官は、両氏が,国際社会において、拉致問題を始めとする北朝鮮の人権状況についての理解促進に取り組んできた功績に敬意を表するとともに、今後も両氏が同問題に取り組まれることを期待する旨述べた。
カービー氏及びマルズキ氏からは今回の受章に対する謝意が表明されるとともに,今後も拉致問題を始めとする北朝鮮の人権状況の改善に向けた取組を進めていくことが重要であるとの考えが示された。
ニュース解説は「北朝鮮の弾道ミサイル発射」について。5月11日の発射成功について。今週の一曲は1972年のヒット曲、山本リンダの「どうにも止まらない」、朝鮮語は無し。
ふるさとの声は有本明弘さんから、4月23日の国民大集会からの発言が出ている。
1300の「しおかぜ」は6040kHz、ジャミングは出ていると思われるが、八俣の電波が極めて強力、全く影響はない。25日木曜日は英語放送が出ている。1525:25と1355:25に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
1405の「しおかぜ」は6090kHz、信号は強くジャミングは確認できない。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9450、9560、9960kHz、この時間帯、いつもの強さはないが、十分実用になるレベルである。パラオ、台湾送信ともパラで聞こえている。懐かしい日本の歌は「トンボのメガネ」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、
ふるさとの声は田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんから、2015年3月4日収録のメッセージ。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージも2016年2月18日に収録、地元佐渡の民謡を歌っている。
2016年9月開催された「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」 で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」、2010年11月以来の登場である。この番組は2017年2月2日、11日、20日、3月1日、10日、4月19日、28日、5月7日、16日と同じ内容である。