2017年03月20日

3月19日ふるさとの風

19日1300の9465kHz、いつになく強力に聞こえている。今日はほぼ終日台湾方面は良好だ。ただ9950kHzだけはなぜか弱い、いくら送信ビームが違うとはいえ、この差は何だろうか。ビートが出ているのはAIRが約600Hzほど上にずれているためである。
拉致問題インフォメーションは2月22日、安倍総理は拉致被害者家族と面会した。その時の挨拶から。
「家族会の皆様、今日はわざわざ官邸にお越しをいただいたことに御礼を申し上げたいと思います。
 横田めぐみさん、そして松本京子さん、久米裕さんが1977年に拉致されてから40年を迎えたわけでございます。皆様が本当に苦しい気持ちの中で家族会を結成されてから、20年の節目の年となるわけであります。
 これほどまでの歳月をかけながら、5人の被害者、そして御家族が帰国を果たしたとはいえ、多くの方々がいまだに北朝鮮に残されたままであるということについて、本当に私も当初から拉致問題に取り組んできた者の1人として痛恨の思いでございます。
 1日も早い生還を期して全力を挙げていきたいと決意を新たにした次第でございます。
 昨今の北朝鮮につきましては、今年に入ってからもミサイルを発射する、あるいは核実験を強行しているわけでございます。国連決議にも明白に違反をしている中において、国際社会としっかりと連携しながら北朝鮮に圧力をかけていかなければらならないと思いますし、国連決議を守るようにより一層努力を深めていかなければならないと思っております。
 私が訪米をした際にも、ちょうど時を同じくして北朝鮮がミサイルを発射したわけでございますが、私の会見にトランプ大統領が立会い、100%日本の立場に対して支援を述べられたわけでございます。トランプ大統領に対しましては、拉致問題の解決の重要性についてお話をしたところ、この認識については完全に一致をしたところでございます。
 拉致問題の解決に向けて同盟国である米国を含め世界の国々としっかりと連携をしながら、北朝鮮に拉致をした人々を返せと声を一つにして対応を迫っていきたいと考えている次第でございます。
 皆様方におかれましても、この40年という月日はそうとう困難な月日であっただろうと思うわけでございますが、これからも皆様方としっかりと連携をしながら、更に努力を重ねていきたいと思っている次第です。
 今日もまた皆様方からの要望書等々を受け取ることになると思いますが、皆様方のお気持ちに沿う形でなんとか努力をしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。」

2月27日ワシントンDCで六者会談で北朝鮮情勢の意見交換をしたことなど。北朝鮮に関する日米韓三か国共同声明の内容が出ている。
「本日、ジョセフ・ユン米国国務省北朝鮮政策担当特別代表、金杉憲治日本国外務省アジア大洋州局長、金烘均(キム・ホンギュン)韓国外交部朝鮮半島平和交渉本部長は、2月16日のドイツ・ボンにおける三か国の外相間の議論に続き、北朝鮮の状況について議論するために、ワシントンにおいて会談を行った。三者は、北朝鮮の核及び弾道ミサイル計画は、韓国、日本及び米国の安全保障を直接脅かしているという共通の見解を表明した。三者はまた、北朝鮮の弾道ミサイル及び核計画を禁止する複数の国連安保理決議を北朝鮮が著しく無視していることにより、北朝鮮の体制への強力な国際的圧力が必要となっていることに留意した。ユン特別代表は、拡大抑止の提供を含、米国の韓国及び日本に対する防衛上のコミットメントを断固として維持することを改めて表明した。
三者は、2月16日のドイツ・ボンにおける三か国の外相間の議論に続き、北朝鮮の完全な、検証可能な、かつ不可逆的な非核化に向けた共通の方策を検討した。この点について、三者は、北朝鮮の運用可能な核・ミサイル能力の開発に向けた取組を阻止するために北朝鮮に強力で包括的な制裁を課した国連安保理決議第2270号及び第2321号の下での義務を全ての国が完全かつ効果的に履行することを確保するための協調的な取組を検討した。三者は、北朝鮮の兵器計画の収入源、特に違法な活動を更に制限する方策を含む、国の当局の下で可能なその他の措置について検討した。三者は北朝鮮における人権侵害について議論し、拉致問題の早期解決及び離散家族再会事業の再開の重要性を再確認した。三者はまた、北朝鮮の脅威に対処する中で、三か国の安全保障協力を強化するための政府の取組を拡充し、国際的な不拡散体制を支持し、北朝鮮によるあらゆる違反に対する国際的な対応を主導することで一致した。」

ニュース解説は「米国専門家の見方」について。
今週の一曲、朝鮮語放送は無し、日本語放送は宇佐美由美子の「無事を祈りて」、この曲は過去「しおかぜコンサート」などで歌われている。昨年11月に登場している。
(1)
寄せては返す 波の音
松にささやく 風の声
遠きに在りし 君たちよ
むかしの笑顔 ありあり浮かぶ
 ああゝ いついつ帰る
まだ明け切らぬ 北の空みて
(2)
願いを託す 飛ぶ鳥に
北へ届けと 日の本の
よぎる思いも 積もりゆき
愛する人を また夢に見て
 ああゝ 君かへるべし
まだ明け切らぬ 北の空みて
(3)
流れる雲を懐かしむ
誰が歌ふか 子守歌
雨まじり風 消えるまで
吹き崩されぬ 心ひとつに
 ああ 無事を祈りて
まだ明け切らぬ 北の空みて

※ああゝ いついつ帰る
まだ明け切らぬ 北の空みて


1430の「ふるさとのかぜ」は9560と9960kHz、台湾送信はほとんど聞こえない。日曜日はこの時間も1330と同じ番組が出ている。

1300の「しおかぜ」は5935kHz、ジャミングが弱く、よく聞こえている、中国語の混信もいつもより弱い。昨日と同じ番組で朝鮮語から出ている。後半1330は日本語放送である。
1405の「しおかぜ」も5935kHz、ほぼ同じような受信状態である。この時間は毎日同じ番組で先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。
1600の「ふるさとの風」も1330、1430と同じ番組である。台湾送信は弱く聞き取りできない。パラオからの9975kHzは良好である。

同じく1600の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングは弱くあまり影響はないが、上下を中国に挟まれがさついているのはいつものこと。番組は先週ならびに1300と同じである。
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