2017年02月03日

2月2日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」この時間は台湾送信である。2日は両波ともよく聞こえている。9465と9705kHzが特に強い。ジャミングは全くない。
拉致問題インフォメーションは、安倍総理大臣が1月17日から22日にかけて南アジア諸国を訪問、その首脳会台における北朝鮮に関する部分の声明など。ニュース解説は「韓国専門家の見方」について。北朝鮮が核兵器は決して手放すことはないことなど。
拉致問題解説は久米裕さんについて。当時東京に住んでいたが1977年9月19日石川県宇出津海岸付近にて失踪。北朝鮮側は、久米さんの入境を完全否認している。捜査当局は主犯格である北朝鮮工作員、金世鎬(キム・セホ)について、2003年1月逮捕状をとり国際手配しており、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。平成18年2月の日朝包括並行協議では、北朝鮮側は、金世鎬について「かかる人物は承知していない」とし、無視を続けている。
故郷の声は松木かおるさんの弟、松木信弘さんからのメッセージで2016年2月収録。
今週の一曲朝鮮語はチェッカーズの「涙のリクエスト」、2013年10月以来の登場かも。日本語放送は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」、この曲は1430の今日の一曲でよく登場している。

1300の「しおかぜ」は5935kHz、開始直後はジャミングも聞こえず中国語の混信のみだったが後半はジャミングが強くなり聞き取り困難に。2日木曜日は英語放送である。
ジャミングが強いときは5905kHzの朝鮮語も強力である。バックで韓国からのジャミングが出ているのがわかる。

1430のふるさとの風」は9560と9960kHz、両波とも良好である。懐かしい日本の歌は「トンボのメガネ」、この時間1月31日から曲が変更されている。
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんから、2015年3月4日収録のメッセージ。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージも2016年2月に収録、地元佐渡の民謡を歌っている。
2016年9月開催された「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」 で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。このメッセージだけが更新されている。
今日の一曲はビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」、2010年11月以来の登場である。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい