1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」、どちらも台湾送信。昨日とは違い9465kHzは強力に入感している。9550kHzは1315以降弱いながらも何とか音になっている。1330の9705kHzはかなり弱くなってしまった。
拉致問題インフォメーションは12月10日に開催された「国際シンポジウム」について、加藤拉致問題担当大臣の挨拶が出ている。
ニュース解説は「挑発行為を繰り返した昨年2016年の北朝鮮」について。
朝鮮語番組の今週の一曲は石川さゆりの「津軽海峡冬景色」が聞こえている。日本語放送は12月10日に行われた国際シンポジウム第二部から合唱「ふるさと」である。
1300の「しおかぜ」は6145kHz、青海放送の中国語の混信が激しい。昨日の続き、合同公開収録からその後編が出ている。拉致被害者救出を願う「あなたを忘れない」を歌う会からのメッセージに続き、「あなたを忘れない」。続いて、「八重波」「愛しき子よ」、1329:37に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
後半は「時を越えた恋文」から、「無事を祈りて」、最後に全員で日本の歌メドレー、「蛍の光」は恒例になっている3番と4番が歌われている。1356:25にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。
1405の「しおかぜ」は5935kHz、混信はほとんどない、受信状態は良好である。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が再放送されている。開始と終了は「しおかぜ」のアナウンスが出ている。
1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、パラオ送信の9960kHzは強力に入感している。台湾送信の9560kHzは全く聞こえない。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2016年2月7日に政府拉致問題対策本部、東京都の共催により開催された、「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における収録から。そしてお兄さん本田勝さんからのメッセージは2016年2月に収録されたメッセージ、地元の民謡を歌っている。最後に2015年9月に東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」である。この番組は2016年4月20日、29日、5月8日、17日、26日、6月4日、13日、22日、7月10日、19日、28日、8月6日、15日、24日、9月2日、11日、20日、10月8日、17日、26日、11月4日、13日、22日、12月1日、10日、19日と同じ内容である。