2016年11月02日

「しおかぜ」中波にジャミング

9月25日から始まった1431kHzの「しおかぜ」に昨日1日にジャミングが確認されたという報告がある。ジャミングとされる音声ファイルもあるが・・。

以下調査会ニュースから
北朝鮮!中波放送「しおかぜ」にも妨害電波 【調査会NEWS2325】(28.11.2)

特定失踪者問題調査会専務理事 村尾建兒

 既に一報はお伝えしていますが、11月1日23:30〜の放送に北朝鮮当局による妨害電波発射が確認されました。

 「しおかぜ」では韓国の「東北アジア放送研究会」のご協力を得て、放送開始以来、韓国ソウル、中国瀋陽にてモニタリングを続けています。

 この中波放送「しおかぜ」は、第三国を経由して北朝鮮へ放送しているために、日本国内での聴取は厳しく、確実に受信状況を把握するためには、北朝鮮近隣地域でのモニタリングが必要となり、これまでも様々な混信状況や、日々変化する受信状態の確認をして来ました。その結果北朝鮮のほぼ全域、特に北朝鮮北西部での電波状況は非常に良いと分析しています。

 11月2日の深夜、「東北アジア放送研究会」朴代表より緊急通報が入り、北朝鮮当局による妨害電波の発射報告並びにその音声が届けられました。妨害電波の種類としては、ここしばらく短波放送「JSRしおかぜ」に掛けられている妨害電波と系統はよく似ていますが、音質は明らかに図太くなっており、また、ソウル、瀋陽共にはっきりと確認出来ている状況は、電波に指向性を持たせずに発射している可能性が考えられます。

 妨害電波の音声に関しては下記で聴く事が出来ます。

「sy161101-2332-1431k.mp3」をダウンロード

 中波放送の送信に関しては、短波放送のようにある程度周波数の変更を想定しておらず、技術的にも設備的にも大掛かりな作業が必要となる事から、北朝鮮当局も妨害電波発射までに1ヶ月余り必要となったのではないかと見てます。

 いずれにしても、その作業を北朝鮮当局は行い、中波放送への妨害電波を発射したという事は、確実に北朝鮮内に放送は届いており、その内部に「しおかぜ」を聴かせたくないという意思の現れであり、北朝鮮に囚われた我が同胞が存在する証拠です。また、これから本番を迎える厳しい冬に向けて、高出力による妨害電波発射は北朝鮮にとって、大きな負担となる事は間違い無く、今後どのような体制で北朝鮮当局が妨害を続けて来るのか見極めも必要です。

 現在、国内の各方面と連携しながら更に分析を続け、配信委託会社がある英国とも連絡を取りながら今後の対応に当たって参ります。いずれにしても文字通り「行動対行動」(目には目を、歯には歯を)、「対話と圧力」(放送を流して圧力をかける)で北朝鮮当局の妨害電波をはねのけてしおかぜを届けて参ります。ご支援よろしくお願いします。
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<現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです>

22:00〜23:00 短波7410kHz 6145kHz 5935kHzのいずれか
23:05〜23:35 短波7325kHz 5935kHz 5910kHz(100kW)のいずれか
23:30〜24:00 中波1431kHz
01:00〜02:00 短波6180kHz 6110kHz 6085kHzのいずれか


短時間だけだが、北のジャミングらしくない音に聞こえる。短波帯でもよく耳にする音である。
7410kHzの「しおかぜ」も今日2日に1240過ぎからパルスジャミングを出してきた。CRI日本語のバックでも聞こえている。
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