2016年02月14日

2月13日「しおかぜ」

1300の7400kHz、Pipジャミングが出ているが八俣からの信号はローカル局並みに強い。受信状態は極めて良好である。土曜日は日本語放送から出ている。番組は先週と同じ内容である。
1月28日に開催された緊急集会の模様から。決議案採択の全文が放送された。
 私たちは本日、〈「再調査」から1年半、全被害者を返せ!緊急集会〉を開催した。政府から担当大臣、与野党から元担当大臣にも参加いただいた。

 本年1月4日で、北朝鮮がいわゆる「特別調査委員会」による「再調査」開始を公表し、日本政府が見返りに3つの制裁を解除してから1年半を超えた。しかし、未だに一人の被害者の帰国も実現していない。極寒の地で助けを待つ被害者たち
を思うと言葉を失う。政府は1年半になる4日に、追加制裁の発動や被害者帰国期限の設定を行わなかった。私たちはその時点で、これで全被害者を本当に取り返せるのかと強い怒りと苛立ちを覚えていた。

 その2日後の1月6日、北朝鮮はまたしても核実験の暴挙に出た。政府は国連安保理に追加制裁決議を促し、我が国独自の厳しい制裁も実施するとしている。独自制裁については、自民党の追加制裁13項目案を参考に検討されている。これに
ついても私たちは悔しい思いを持つ。なぜなら、昨年6月、自民党拉致問題対策本部がまとめた同案は、1年を経ても拉致被害者帰国が実現していない場合の方策として立案されたものだからだ。ところが、1年半を過ぎても発動されない中、核実験がなされた途端、それへの対抗措置としてにわかに発動が検討されるに至った。13項目は拉致被害者救出のために準備されたものではなかったのか。これで は拉致問題が置き去りになりかねないと強く憂慮している。

 私たちは1月6日、緊急声明で「拉致問題と核問題両方を解決するという姿勢を堅持すること」を政府に求めた。「拉致被害者帰還を求める交渉を維持せよ」とも主張した。ただしそれは、成果が出ていないストックホルム合意に基づく交渉をただ安易に続けよという意味ではない。すでに私たちは、昨年9月13日の国民大集会で「全被害者の一括帰国の期限を設定し、それが実現しなければ合意を白紙にして、未来を描くことが困難になるような強力な制裁と国際圧力をかけると通告せよ」との決議を行った。

 私たちは本日、「再調査」開始から1年半を過ぎても一人の被害者の帰国すら実現できていない現状に改めて強く抗議すると共に、以下の2点を政府に求める。

1、「再調査」開始後1年半を経ても被害者帰国が実現していないことを理由に明記し、強力な制裁を北朝鮮にかけること。
2、国連安保理で調整中の新たな制裁決議では、その発動理由に必ず拉致を含む人権侵害を明記させること。

平成28年1月28日
「再調査」から1年半、全被害者を返せ!緊急集会参加者一同

続いて残留日本人についての話題。高沢皓司著『宿命 「よど号」亡命者たちの秘密工作』の中で平成5年(1993)ないし6年頃、グループのリーダー田宮高麿が著者高沢氏に語った言葉。場所は平壌のよど号グループの招待所。この中で「帰った人間もいるんや。日本に戻っても、面倒なことに巻き込まれたくないから、黙ってじっとしているのと違うんか」という言葉も語られている。
金正恩は国産品を愛用せよと言いながら、幹部連中は豪華な外国製品を使っているというデイリーNKからのニュース。1322:25に「日本政府からのメッセージ」が出ている。4回目の核実験をした北朝鮮に厳重な抗議をするという内容。スケジュールの紹介、日本への緊急連絡用電話番号FAXなどがいつものようにアナウンスされている。
後半1330は同内容の朝鮮語放送である。引き続き受信状態は良好である。

1300の9950kHzはジャミングこそ聞こえないが、台湾の信号もそれなりに届いている。この時間は毎日同じ番組の繰り返しである。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、2月11日まで続いたビデオメッセージは出てこない、5か月続いた番組は終了したようだ。懐かしい日本の歌「お馬」で始まった。これまで1600から出ていた番組である。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がバレて急遽死亡確認書をねつ造したもの。客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへのメッセージ、お姉さん斉藤文代さんから2015年3月6日収録の内容である。続いて2番目のお姉さん松木照代さんから、2014年2月28日収録のメッセージ。続いて2015年2月24日収録の弟さん松木信弘さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。この番組は2015年10月1日、10日、19日、28日、11月15日、24日、12月3日、12日、21日、30日、2016年1月8日、17日、26日と同じ内容である。

1600の「ふるさとの風」は9975kHz、この時間も今日からは1430と同じ番組になった。2015年9月以前のパターンに戻ったことになる。ジャミングもなくパラオからの電波は強い。

1600の「しおかぜ」は5990kHz、ノイズジャミングが強く、受信状態は悪い。5kHz下からの混信、上からのジャミング攻勢、一刻も早い周波数変更が望まれる。
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