9日土曜日の5910kHzはジャミングはわからない、八俣の信号も比較的強く日本語放送が出てきた。まず12月30日に朝鮮中央通信が、金養建(キム・ヤンゴン)対南書記の死去を伝えた言うニュースから。交通量の極めて好きない時間帯に事故死は不自然とされている。こうした情報操作に注意するよう呼び掛けている。
自由アジア放送の情報として、金正恩の新年辞に平壌市民は冷たい反応を示していると伝えている。強制国家と言いながら、自由な生活は少しもないと不満を漏らしている。
救出への道コーナーは増元照明さん、いつものしゃべり方で聞き取りにくい。1320頃には若干ジャミングが目立つようになってきた。1322:22に「日本政府からのメッセージ」が出ている。この後放送時間と周波数アナウンス、日本への連絡用電話番号などがアナウンスされている。
後半1330は朝鮮語放送、日本語と同じ内容である。本来なら土曜日は朝鮮語が先だがなぜか逆になっている。
1300の9950kHzは今日も全く入感なし。9735kHzのRTIも5kHz上のBBCへのジャミングの影響もあり受信状態は悪い。土曜日はこの時間帯も9930kHzのパラオが出ているが、ここからの電波は強力である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは聞こえない、パラオの信号は弱め、ノイズも無く受信状態は良好である。この時間は「ふるさとの風」特別番組として、拉致被害者御家族ビデオメッセージに収録されている家族メッセージが出ている。週6日間出ており、1月9日で98回目の再放送である。
1600の「ふるさとの風」は9975kHz、この時間もパラオからの電波は強い、ジャミングも聞こえず受信状態は良好である。 懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野フミ子さんから2014年10月収録のメッセージが出ている、36年ぶりにカセットテープが発見され声を聴くことができたことなど。 同じく平野フミ子さんから2015年4月26日の「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」における訴えが出ている。中国残留孤児と同じように50年以上経たないと帰ってこれなのかと深刻な訴えである。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2015年11月7日、16日、25日、12月13日、22日、31日と同じ内容である。
1600の「しおかぜ」は5955kHz、同時刻に始まるルーマニア放送が結構強く混信している。ジャミングはわからないが、10kHz下のCNR1の被りも強い。かなり聞きづらい受信状態である。しかし1615あたりから八俣の信号も急上昇、混信を抑えクリアーに聞こえている。
救出への道コーナーは、今年日本の正月は暖かい気温だが、北朝鮮は寒いのだろうといまだ帰らぬ拉致被害者に思いを寄せている。後半1630は朝鮮語放送、バックでジャミングの出ているのがわかる、引き続き信号は強力、受信状態は良好である。1622:22と1653:00に「日本政府からのメッセージ」が出ている。