2015年11月27日

11月26日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングはない、今までの7400kHzには激しいPipジャミングが垂れ流しになっている。木曜日は英語放送が出ている。八俣の信号もスキップ状態でかなり弱い。5kHz上のCRIも完全にスキップ、混信はない。

1300の「ふるさとの風」は9950kHz、台湾送信はジャミングもなく受信状態は極めて良好である。この時間は毎日同じ番組が出ている。しかし1320ごろから信号レベルが急降下、ノイジーな受信状態に陥った。
毎年12月10日から16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」、日本人拉致を国民に周知することも目的としている。今年も日本政府は12月12日に国際シンポジウムなどの行事を開催、内容は後日放送するとしている。
拉致問題インフォメーションは11月9日から13日まで、シーナ・ポールセン国連人権高等弁務官事務所OHCHRソウル事務所長が初来日、加藤勝信拉致問題担当大臣を表敬訪問した。その時のやり取りの概要が放送されている。今回の訪日は、今年6月23日OHCHRソウル事務所の開設後、ポールセン事務所長による初の訪日であり、同事務所長は日本滞在中、拉致問題を始めとする北朝鮮の人権状況に関して、拉致被害者御家族等と意見交換を行った。
ニュース解説は「バンキムン国連人事務総長の訪朝可能性」について。12月9日から始めて訪朝するのではないかということがささやかれているとか。次期韓国大統領にもなる可能性のある人が、金正恩と会うことができるのか注目されている。
拉致問題解説は「平成26年度拉致問題の解決その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する政府の取組についての報告」から、拉致被害者の認定及び拉致容疑事案等の捜査・調査の推進の部分を紹介。
 平成14年9月17日の日朝首脳会談において、北朝鮮は日本人の拉致を初めて認めた。政府は、これまでに北朝鮮による拉致被害者として、17名を認定している(平成27年8月現在)。この17名以外にも、警察は、朝鮮籍の姉弟が日本国内から拉致された事案1件2名を、北朝鮮による拉致容疑事案と判断している。また、これまで、拉致に関与したとして北朝鮮工作員等8件に係る11名について逮捕状の発付を得て国際手配を行っており、政府は北朝鮮にその引渡しを要求している。
 これら以外にも、いわゆる特定失踪者の方も含め、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案として警察が捜査・調査の対象としている方は平成27年10月現在876名に上っており、警察では、当該事案の真相解明に向け、警察庁警備局外事情報部外事課に設置した「特別指導班」が、都道府県警察を巡回・招致して、捜査・調査の担当者への具体的な指導、当該事案の現場の実地調査、都道府県警察間の協力体制の構築等を行った。また、海難事案として処理されているものについても、海上保安庁との連携を密にして、捜査・調査を行った。
 さらに、将来、北朝鮮から拉致被害者に関連する資料が出てきた場合に備え、御家族等からのDNA型鑑定資料の採取を実施してきたが、平成26年5月の日朝政府間協議を受け、同意を得られていない御家族に対して改めて意向確認を行うなど積極的な採取に努めた。また、広く国民からの情報提供を求めるため、平成25年6月から実施している都道府県警察のウェブサイトへの事案概要等の掲載についても、改めて御家族の意向確認を行い、同意が得られた場合には、新たに掲載を行った。

今週の一曲朝鮮語はTHE ALFEEの「サファイアの瞳」、初登場の曲である。日本語放送は1979年のヒット曲、桑江知子の「私のハートはストップモーション」、2012年4月以来の登場である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全く聞こえない。26日は「ふるさとの風特別番組」として拉致被害者家族からのビデオメッセージ~必ず取り戻す!愛する家族へ~に収録されているメッセージが出ている。
去る9月19日に初めての放送、以降この1430の放送は毎日同じものが繰り返されている。今日で59回目の再放送である。
1600の「ふるさとの風」は9975kHz、いつもの強さはない、かなりノイジーな受信状態である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2015年4月26日東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」での収録から。同じく飯塚耕一郎さんから、田口八重子さん家族のメッセージが放送された。今日の一曲はない、この番組は2015年10月30日、11月8日、17日と同じ内容である。

1600の「しおかぜ」は5910kHz、混信はないが八俣の信号も弱い。英語番組の出ているのはわかる。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい