11月24日、1300の「しおかぜ」は一ヶ月経ち周波数を変更した。昨日までの7400kHzはPipジャミングだけが鳴り響いている。もちろんCRIもいない。
予定されていた5985kHzは混信もなくそれなりに。八俣の電波はそれほど強くはないが聞き取りは十分可能である。300kW送信で周波数変更は初めてのことであるが、1300代の周波数はこれまでも毎月変更されている。この後1600の周波数も変更されるのか注目したい。
24日火曜日は、失踪者家族からのメッセージが読み上げられている。
2000年失踪の浜崎真嗣さんへ、お母さんの久美子さんからの手紙、
1968年失踪の屋木しのぶさんへ、妹さんの板谷春美さんから
1969年失踪の大屋敷正行さんへ、お姉さんの山口幸子さんから
1985年失踪の伊藤 克さんへ、奥さんのしづ子さんから
1960年失踪の木村かほるさんへ、お姉さんの天内みどりさんから
1993年失踪の田中正道さんへ、妹さんの村岡育世さんから
1948年失踪の平本和丸さん、1950年失踪の平本敏昭さんへ、お姉さんの末永直子さんから、「北鮮」にいる兄弟へのメッセージ。
1985年失踪の下地才喜さんへ、お母さんの元枝さんから
1963年失踪の森 洋子さんへ、お姉さんの林澄子さんから
1977年失踪の布施範行さんへ、お母さんのマサ子さんから
1989年失踪の松岡伸矢さんへ、お父さんのマサノブさん、お母さんの圭子さんから
1986年失踪のMさんへ、奥さんのキミさんから
1974年失踪の大澤孝司さんへ、お兄さんの昭一さんから
1325:33に「日本政府からのメッセージ」、これは「ふるさとの風」のコマーシャル。後半1330からも失踪者家族からの手紙が読まれている。
1977年5月失踪の仲里次弘さんへ、お姉さんの神山磯枝さんから
1965年失踪の藤田 進さんへ、お母さんのフミさんから
1987年失踪の西安義行さんへ、妹さんの西安圭子さんから
2002年失踪の稲田裕次郎さんへ、お母さんの智子さんから
1987年失踪のNさんへ、お母さんきよ子さんから
1961年失踪の岩佐寅雄さんへ、姪の竹川朋子さんから
1981年失踪の横山辰夫さんへ。お姉さんの浦本カツヨさんから
1988年失踪の種子雅也さんへ、お父さんの一郎さんとお母さんの資子(トモコ)さんから
1972年失踪の平山政子さんへ、お兄さんの勲さんから
1989年失踪の日高満男さんへ、お姉さんの田中恵美子さんから
1968年失踪の早坂勝男さんへ、お兄さんの勇治さんから
1990年失踪の清水桂子さんへ、お母さんの弘美さんから
1968年失踪の水島慎一さんへ、弟さんの嘉導さんから
以上の方からの手紙が代読された。1355:33にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。この放送は2015年4月22日、5月20日、6月17日、7月15日、8月12日、9月16日、10月13日と同じ番組、ほぼ一ヶ月毎の再放送である。
1300の「ふるさとの風」は9950kHz、台湾送信は強い、ジャミングもなくクリアーに聞こえている。毎年12月10日から16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」、日本人拉致を国民に周知することも目的としている。今年も日本政府は12月12日に国際シンポジウムなどの行事を開催、内容は後日放送するとしている。
拉致問題インフォメーションは11月9日から13日まで、シーナ・ポールセン国連人権高等弁務官事務所OHCHRソウル事務所長が初来日、加藤勝信拉致問題担当大臣を表敬訪問した。その時のやり取りの概要が放送されている。今回の訪日は、今年6月23日OHCHRソウル事務所の開設後、ポールセン事務所長による初の訪日であり、同事務所長は日本滞在中、拉致問題を始めとする北朝鮮の人権状況に関して、拉致被害者御家族等と意見交換を行った。
ニュース解説は「バンキムン国連人事務総長の訪朝可能性」について。12月9日から始めて訪朝するのではないかということがささやかれているとか。次期韓国大統領にもなる可能性のある人が、金正恩と会うことができるのか注目されている。
拉致問題解説は「平成26年度拉致問題の解決その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する政府の取組についての報告」から、拉致被害者の認定及び拉致容疑事案等の捜査・調査の推進の部分。
平成14年9月17日の日朝首脳会談において、北朝鮮は日本人の拉致を初めて認めた。政府は、これまでに北朝鮮による拉致被害者として、17名を認定している(平成27年8月現在)。この17名以外にも、警察は、朝鮮籍の姉弟が日本国内から拉致された事案1件2名を、北朝鮮による拉致容疑事案と判断している。また、これまで、拉致に関与したとして北朝鮮工作員等8件に係る11名について逮捕状の発付を得て国際手配を行っており、政府は北朝鮮にその引渡しを要求している。
これら以外にも、いわゆる特定失踪者の方も含め、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案として警察が捜査・調査の対象としている方は平成27年10月現在876名に上っており、警察では、当該事案の真相解明に向け、警察庁警備局外事情報部外事課に設置した「特別指導班」が、都道府県警察を巡回・招致して、捜査・調査の担当者への具体的な指導、当該事案の現場の実地調査、都道府県警察間の協力体制の構築等を行った。また、海難事案として処理されているものについても、海上保安庁との連携を密にして、捜査・調査を行った。
さらに、将来、北朝鮮から拉致被害者に関連する資料が出てきた場合に備え、御家族等からのDNA型鑑定資料の採取を実施してきたが、平成26年5月の日朝政府間協議を受け、同意を得られていない御家族に対して改めて意向確認を行うなど積極的な採取に努めた。また、広く国民からの情報提供を求めるため、平成25年6月から実施している都道府県警察のウェブサイトへの事案概要等の掲載についても、改めて御家族の意向確認を行い、同意が得られた場合には、新たに掲載を行った。
今週の一曲朝鮮語はTHE ALFEEの「サファイアの瞳」、初登場の曲である。日本語放送は1979年のヒット曲、桑江知子の「私のハートはストップモーション」、2012年4月以来の登場である。