1300の9950kHz台湾送信は今日も強力である。ジャミングは全くない、聞こえない。一週間続いてない後の番組が出ている。拉致問題インフォメーションは2月12日の施政方針演説から、北朝鮮についての部分。ニュース解説は朴槿恵大統領の3・1節記念演説について。
拉致問題解説は、日本政府発行のパンフレット「北朝鮮による日本人拉致問題」から。その中の「拉致問題Q&A」の部分を紹介している。
故郷の声は横田めぐみさんのご両親、横田滋さん横田早紀江さんから、2014年2月1日収録のメッセージ。
今週の一曲は朝鮮語は、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」、2008年に登場して以来である。日本語は1974年のヒット曲、海援隊の「母に捧げるバラード」、初登場の曲である。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、受信状態は概ね良好である。昨日1400、1630と同じ番組である。日本語放送から出ている。後半1400は朝鮮語である。3月2日、北朝鮮がミサイルを発射したというニュースから。ミサイル発射にどれほどの意味があり電力が必要なのかは知らないが、その時間はジャミングも全て止まっていた。米韓軍事演習にカチンときてカッとなったらしい。
拉致被害者の救出作戦について。予備役ブルーリボンの会では2月26日に「拉致被害邦人救出予想作戦」のシュミレーションを行った。北朝鮮の状況しだいによっては、自衛隊でどのように救出するのかを検討している。自衛隊で救出することを前提に具体的内容を決めていくとしている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは出ていない、パラオからの電波は強力、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。 拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2014年12月13日「北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録されたものに差し替えられている。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2014年2月収録で以前と同じ。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなども述べている。
続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。 今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、メッセージの一つが変更されたのみであとはすべて同じソース。何も目新しいことはなく手抜き放送が続いている。