極寒の地へ今日も電波は送られている。連日停電の続く北朝鮮だが、夜間は比較的少ないようだ。引きこもりが殺人をしたとかで根掘り葉掘り、本人の問題ではなく親の問題なのに、民生委員をやっているとかで何も触れずじまい。親の責任を問うべきなのに何をやってんだか。過去何人もの引きこもりと接してきたが、本人よりもそうした環境にしている両親に問題があるのがすべての原点だ。
9日月曜日、今週で通算396週目の放送のはず。1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送、これに続く「ふるさとの風」ともにクリアーに聞こえている。拉致問題インフォメーションは1月24日に開催された演劇公演に先立って行われた山谷えり子拉致問題担当大臣の挨拶が出ている。続いて1月24日に石狩市で開かれる演劇公演の案内。15740kHzで生中継すると告知している。ニュース解説は「アメリカの専門家の見方」について。
拉致問題解説は「平成25年度拉致問題の解決その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する政府の取り組みについての報告」の中から「国際場裡における取組」についての部分から。
拉致問題の解決のためには、我が国が単独で北朝鮮側に強く働きかけるだけでなく、拉致問題解決の重要性について各国からの支持と協力を得ることが不可欠であり、政府は、あらゆる外交上の機会をとらえ、拉致問題を提起している。
平成25年10月、政府は拉致問題への言及を含む北朝鮮人権状況決議案を欧州連合(EU)と共に提出し、同決議は同年11月には国連総会第3委員会、同年12月には同総会本会議において、無投票でコンセンサス採択された(同決議の採択は9年連続9回目)。これは、拉致問題を含む北朝鮮の人権状況に対して、国際社会に引き続き強い懸念が存在することを示しており、北朝鮮に対し国際社会の明確なメッセージを改めて発出することとなった。
また、平成25年3月の人権理事会において我が国とEUが共同提出し採択された北朝鮮人権状況決議に基づいて設置された北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)が、約1年間にわたり精力的な調査活動を行った。平成25年8月末のCOI訪日時には、政府は安倍総理、岸田外務大臣、古屋拉致問題担当大臣他との面会や関係省庁による政府合同説明会を行った。
COIは我が国に加え、韓国、タイ、英国及び米国を訪問し、公開の場で証言者から聞き取りを行う公聴会等を通じて得た情報等を基に最終報告書を作成し、3月17日に人権理事会に提出した。同報告書は、拉致問題を含む、北朝鮮における深刻な人権侵害を「人道に対する罪」と断定し、北朝鮮に具体的な取組を勧告するとともに、国際社会や国連にも更なる行動を求める内容となっている。政府は、この報告書の内容を反映したこれまで以上に強い内容の北朝鮮人権状況決議案をEUと共に人権理事会に提出し、同決議案は、平成26年3月28日に、賛成多数で可決された(採択は7年連続7回目)。
政府は、国連のみならず、G8サミット、ASEAN関連首脳会議等の多国間の枠組みにおいても、拉致問題を提起しており、拉致問題解決の重要性とそのための政府の取組は、国際社会から明確な理解と支持を得てきている。平成26年6月のG7サミットにおいても、同年5月の日朝合意を紹介し、拉致問題解決の必要性を強く訴え、各国首脳から力強い支持が示された。
今週の一曲は朝鮮語がドリフの「ズンドコ節」、日本語は1971年のヒット曲欧陽菲菲の「雨の御堂筋」、今回も初登場の曲である。終了が少し押してテーマ曲なしで1357に終了した。
1330の「しおかぜ」はまだ6135kHzに自爆である。まったく受信不可能である。米国での受信では月曜日の番組である、失踪者の氏名読み上げがよく聞こえている。いつになったら周波数を変える気になるのだろう。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは出ていると思われるがほとんどわからない、パラオからの電波は強力、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。 拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、残された子供はもう40歳にもなる。2014年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんとお兄さん本田勝さんからのメッセージである。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなども述べている。続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。 今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、この番組は11月2日、11日、29日、12月8日、17日、26日、2015年1月4日、13日、22日、31日と同じ内容である。