2015年01月04日

1月3日「しおかぜ」

1300代の9950kHzは3日も全く不調である。台湾からの電波は完全にスキップ状態である。朝鮮語、日本語放送ともにほとんど聞き取り不可能。

1月3日の「しおかぜ」は音楽特番、拉致被害者救出への思いを切々と綴った心の歌を集め「しおかぜコンサート」である。12月30日の再放送である
拉致被害者、失踪者を支援するために家族自身や支援者たちが作詞作曲した曲などが放送されている。1330の5910kHz、Pipジャミングは出ているが、内容の聞き取りはできる。放送された演目は以下の通り。

1 「あなたを忘れない」 増元照明・俊子 ボランティアの皆さん
2 「蒼明」       高野美幸(特定失踪者 高野清文さんの妹)失踪したお兄さんへの思いを込めた歌。
3 「海を越えて」   渡邉葉月、中村三奈子さんを支援する会。
4 「翼」        藤井秀亮(ひでりょう)、過去「ふるさとの風」や「イルボネパラム」では今週の一曲でも放送されている。
5 「無事を祈りて」

作詞・作曲 目黒健之
補作曲・編曲 YOSHINOBU
歌 宇佐美由美子
(1)
寄せては返す 波の音
松にささやく 風の声
遠きに在りし 君たちよ
むかしの笑顔 ありあり浮かぶ
 ああゝ いついつ帰る
まだ明け切らぬ 北の空みて
(2)
願いを託す 飛ぶ鳥に
北へ届けと 日の本の
よぎる思いも 積もりゆき
愛する人を また夢に見て
 ああゝ 君かへるべし
まだ明け切らぬ 北の空みて
(3)
流れる雲を懐かしむ
誰が歌ふか 子守歌
雨まじり風 消えるまで
吹き崩されぬ 心ひとつに
 ああ 無事を祈りて
まだ明け切らぬ 北の空みて

※ああゝ いついつ帰る
まだ明け切らぬ 北の空みて
この歌は以前にも流されているが、曲名が分からなかった。今回の放送で初めて曲名がアナウンスされ判明した。1359:33に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半も「しおかぜコンサート」
6 「愛しき子よ」、サネヨシの歌で。
毎日をあても無く探したわ 神隠しにあったのね愛しき子よ
一つの手がかりも無いままに時が過ぎてゆく
あなたが死んだなんて どうしても思えないのよ 
生きている それだけを信じている

必ず生きて取り戻すわ 私の身体と引き換えにしても
夜毎 震えが止まらないの だってお腹を痛めた子ですもの 

何度も自分を責めているの 私が悪かったわ許してちょうだい
目を閉じれば思い出すあなたの姿は いつでも笑顔のまま
胸の奥 締め付けられる 愛しきわが子が 生きていたのよ
なぜ北の国に 囚われの身で

必ず生きて取り戻すわ どんな辛い目にあっているのか
助けを呼ぶ聲が聞こえる だってお腹を痛めた子ですもの

あれから30余年 私の髪は 白く 時を染めた

必ず生きて取り戻すわ 家族の時間はあの日のままよ
此の手であなたを抱きしめたい だってお腹を痛めた子ですもの
必ず生きて取り戻すわ 「お父さんお母さん私はここよ」
あの子の呼ぶ聲が聞こえる だってお腹を痛めた子ですもの

7 「荒城の月」 saya
8 「空と海の向こう」と9 「ふるさと」は山口采希さんの歌で。
見上げた空は続く 想いも必ず届く
変わらない笑顔はきっとそこにある
必ず迎えに行くよ

会いたいよ 今 会いたいよ 今
つたう涙の分だけ抱きしめたい
会いたいよ 今 会いたいよ 今
あきらめないでね あきらめないから

波揺らぐ海も続く 朝日も必ず昇る
一人一人の声が 翼を持つ
待ってて 迎えにいくよ

会いたいよ 今 会いたいよ 今
過ぎ去った日々の分だけ抱きしめたい
会いたいよ 今 会いたいよ 今
あきらめないでね あきらめないから

会いたいよ 今 会いたいよ 今
過ぎ去った日々の分だけ抱きしめたい
会いたいよ 今 会いたいよ 今
あきらめないでね あきらめないから

会いたいよ 今 会いたいよ 今
必ず行くよ 迎えに行くよ

10 「蛍の光」 saya
(1)
ほたるの光、窓の雪
書(ふみ)よむ月日、重ねつつ
いつしか年も、すぎの戸を
明けてぞ、けさは、別れゆく
(2)
とまるも行くも、限りとて
かたみに思う、ちよろずの
心のはしを、一言(ひとこと)に
さきくとばかり、歌うなり
(3)
筑紫のきわみ、みちのおく
海山とおく、へだつとも
その真心は、へだてなく
ひとつに尽くせ、国のため
(4)
千島のおくも、沖縄も
八洲のうちの、守りなり
至らんくにに、いさお しく
つとめよ わがせ、つつがなく

最後にうたわれた「蛍の光」は通常は2番までしか歌われていない。戦後学校の教育現場で3、4番は歌わせなかった、もちろん大晦日の紅白歌合戦でも同様である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、懐かしい日本の歌「肩たたき」で番組開始。ジャミングは全くない、受信状態は良好である。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。 工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなどが話されている。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人3人からのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがよく歌っていたという。
この番組は2014年11月1日、10日、19日、12月7日、16日、25日と同じ内容である。番組の最後ではウェブサイトのURLがアナウンスされている。
1600の「ふるさとの風」は9975kHz、1430と同様ジャミングは全く聞こえない。受信状態は良好である。

1600の「しおかぜ」は6110kHz、1330と同じ場ぬ身、「しおかぜコンサート」である。ノイズジャミングらしきものが出ている。受信状態はおおむね良好である。
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