2015年01月01日

12月31日ふるさとの風

2014年も一日も欠かさず日本からの対北放送を聞き続けてきた。しかし全く何の役にも立たなかった。薄っぺらな番組内容と使用周波数の選定のまずさもあり、総じて良好な受信は望めなかったのでは。
所詮短波放送というのはこういうものと割り切りが必要。本気で日本政府には拉致事件を解決しようという意気込みがないことはすでに明らか。せめてこの放送を続けることで多少なりともジェスチャーを見せているだけ。被害者がいる同じ日本国内に、それを実行している組織が存在すること自体異常である。解決するまで放送は続けられるというのだから、このあとも未来永劫に放送続くことになる。
政府認定の拉致被害者がいつまでたっても同じというのも解決させたくない姿勢の一つと見て取れる。現に拉致され、北朝鮮に居ることが分かっていながら認定されない人もいるのだから。
そして31日1300からの9950kHz「イルボネパラム」も強力に入感している。1330の「ふるさとの風」もクリアーに聞こえている。拉致問題インフォメーションは12月18日の国連総会本会議で拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害を非難する決議案が採択されたこと、12月8日の拉致問題啓発コンサートでの山谷拉致担当大臣のあいさつが出ている。
ニュース解説は「金正恩のロシア訪問の可能性」について。今週の一曲は、ふるさとの風コンサートで歌われた「あなたを忘れない」。朝鮮語、日本語放送ともに同じ内容である。後半は急激に信号がダウン、1350ごろからは聞き取り不可能になった。

1330の「しおかぜ」は5910kHz、ジャミングの中31日は朝鮮語放送で始まった。やまほか八俣の電波は若干弱い、Pipジャミングのため聞き取りは十分可能である。後半1400は日本語放送、ジャミングが幾分強くなってきた。ニュースと解説番組日本海にかける橋、救出への道コーナー、と続くが昨日とは打って変わり聞き取りできない。

1430の「ふるさとの風」は9960kHzのパラオ送信、ジャミングは聞こえない、受信状態は良好である。週一回この時間も1330と同じ番組が出てくる。
拉致問題インフォメーションは12月18日の国連総会本会議で116ヶ国共同提案の拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害を非難する決議案が採択されたこと、12月8日の日本政府拉致問題対策本部主催拉致問題啓発コンサートでの山谷担当大臣の挨拶が出ている。
ニュース解説は「金正恩のロシア訪問の可能性」について。今週の一曲は、ふるさとの風コンサートで歌われた「あなたを忘れない」
1600の「しおかぜ」は6110kHz、日本時間では2015年1月1日ということで、毎年恒例、「しおかぜ」は国歌「君が代」で放送開始、1600の朝鮮語、1630の日本語ともに「君が代」と新年のあいさつが冒頭に出てこのあといつものパターンで番組開始。
ジャミングが強くかなり聞きづらい。それだけ八俣の電波が弱いということである。北朝鮮に関する米国での映画中止と、サイバー攻撃についてや北朝鮮改革放送からのニュースなど。

おなじく1500以降もパラオ送信で日本政府拉致対策本部の朝鮮語と日本語放送がある。政府の放送であるにもかかわらず、いまだかって「君が代」が流れたことはない。31日の放送もジャミングはなくいずれも受信状態は良好である。

この記事へのコメント
悲しいかな、今年も年越ししてしましましたね・・・
本年も、よろしくお願いします。
Posted by kinakomochi at 2015年01月01日 02:50
2015年も続けられる対北放送、深夜帯に中波を使い放送したいという声は、放送法と電波法を盾に実現しそうにない。
拉致というテロにも、非常事態宣言が出せない法治国家が放置されています。
Posted by Hiroshi at 2015年01月01日 10:34
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