5月5日、今週で356週目の放送となる。ジャミングの中、朝鮮語から始まった。内容の聞き取りは可能であるが受信状態は悪い。後半1330は日本語放送、受信状態は悪い。拉致問題インフォメーションから、ニュース解説は「中国専門家の見方」について。
拉致問題解説は「拉致事件とは何か」、1960年代から70年代にかけて不自然な形で多くの日本人が行方不明になったことなどを述べている。当時巷で言われていた北朝鮮に連れていかれたということは一切封印されていた。それは今も変わりはない。「ふるさとの声」は松本京子さんへ、2013年10月28日収録のお兄さん孟さんからのメッセージが出ている。
今週の一曲は朝鮮語放送はウルフルズ -の「ガッツだぜ!!」、3年ぶりの登場である。日本語放送はなし。
1330の「しおかぜ」は6135kHz、強力なジャミングが出ているが、それを抑える強さで聞こえている。5日月曜日は失踪者の氏名生年月日の読み上げである。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、いつになくジャミングも強い、受信状態は1300よりもさらに悪い。懐かしい日本の歌「肩たたき」で番組開始。
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は市川修一さんと共に拉致された増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。 工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなどが話されている。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人3人からのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがよく歌っていたという曲。
髪形が かわりましたね
秋風に よく似合いますね
何か悲しいこと あったのでしょうか
コバルトが 目にしみますね
誰だって 秋は独りですね
だから今朝はなにも 話しかけません
しあわせの手ざわりが
いまとても懐しく
足早に過ぎて行く この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
風の日は きらいでしたね
忘れたい 何かあるのですね
だけど人はきっと 愛しあえるでしょう
コバルトが 目にしみますね
誰だって 過去はつらいですね
だから明日のこと 話してみませんか
ひとりぼっちだったから
やさしさが 好きでした
絶えまなく揺れている この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
あなたを 見失いたくないのです
この番組は2013年11月15日、24日、12月3日、21日、30日、2014年1月8日、17日、26日、2月4日、13日、22日、3月3日、21日1600、30日、4月8日、17日、26日と同じ内容である。4月17日放送分から最後の周波数アナウンスは差し替えられている。