2014年04月27日

4月26日「しおかぜ」

1300台の9950kHz、連日この周波数の受信状態は今一つ芳しくない。北朝鮮のジャミングがことのほか強い。それでも聞き取りだけはかろうじてできるレベル。朝鮮語今週の一曲は水前寺清子の「365歩のマーチ」、日本語今週の一曲は荒井由実の「あの日にかえりたい」がジャミングの中から聞こえている。

1330の「しおかぜ」は6135kHz、周波数変更後3日目だが、ジャミングは5985kHzへ1316に垂れ流しを始めた。6135kHzはクリアーかつ強力に入感している。前半は朝鮮語放送、1352:54に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
後半1400は日本語放送、引き続きクリアーに聞こえている。まず労働新聞の報道からで、これに乗っている写真がねつ造されたものが多いというニュースから。この番組は先週と同じである。1422:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。1324:28にいつもの緊急放送ISに次いで日本への連絡用電話・FAX番号、メールアドレスなどが告知されている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングの中約70秒遅れで電波が出たり止まったり、調子の悪い送信機だ。2分遅れて「肩たたき」から電波が出てきた。9日毎のローテーションである。
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんと共に拉致された増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。 工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなどが話されている。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人3人からのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがよく歌っていたという曲。
髪形が かわりましたね
秋風に よく似合いますね
何か悲しいこと あったのでしょうか
コバルトが 目にしみますね
誰だって 秋は独りですね
だから今朝はなにも 話しかけません
しあわせの手ざわりが
いまとても懐しく
足早に過ぎて行く この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです

風の日は きらいでしたね
忘れたい 何かあるのですね
だけど人はきっと 愛しあえるでしょう
コバルトが 目にしみますね
誰だって 過去はつらいですね
だから明日のこと 話してみませんか
ひとりぼっちだったから
やさしさが 好きでした
絶えまなく揺れている この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
あなたを 見失いたくないのです
この番組は2013年11月15日、24日、12月3日、21日、30日、2014年1月8日、17日、26日、2月4日、13日、22日、3月3日、21日1600、30日、4月8日、17日と同じ内容であるが、先回放送分から最後の周波数アナウンスは差し替えられている。
1600の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングはあるが聞き取りは十分可能である。1430と同じ番組が出ている。

同じく1600の「しおかぜ」は6090kHz、ジャミングはこれまでの6165kHzへ1613頃から垂れ流しを始めている。周波数変更をして3日目の6090kHzはクリアーに聞こえている。1330の6135kHzと同じ、朝鮮語と日本語番組が出ている。1622:53と1652:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。

1600の「殉教者の声」がまた7505kHzに出てきた。ジャミングは7520kHzへ出ており、クリアーに聞こえている。
Voice of Martyrs 1600-1730:
7505kHz April 17, 19, 26
7520kHz April 18, 20~25

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