2014年04月19日

4月18日ふるさとの風

1300台の9950kHz、いつものジャミングでかなりうるさいが聞き取りは可能である。朝鮮語、日本語放送ともにこの時間帯は毎日同じ番組が出ている。今週の一曲は朝鮮語番組では狩人の「あずさ2号」が、日本語番組では1963年のヒット曲ダニー飯田とパラダイスキングの「シェリー」が出ている。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、ピコピコジャミングが出ているが八俣からの電波も強い、18日金曜日は一時間朝鮮語放送である。受信状態は概ね良好である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは放送開始直後9950kHzから動いてきた、受信状態は概ね良好である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ高田のベビーホテルに子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」と述べていたことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようと偽装工作をしているのに他ならない。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、2014年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんから。同じくお兄さん本田勝さんからのメッセージも新しくなっている。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなど。続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。これは従来通りである。
今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、これだけは過去何年も前から使われている。従ってこの番組は4月9日放送分(最後の周波数アナウンスが新しくなっている)と同じである。
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