2014年04月03日

4月2日「しおかぜ」

1300の9950kHzは連日ジャミングで受信状態は芳しくない。内容の聞き取りは可能である。朝鮮語今週の一曲はGO-BANG'S「あいにきて I・NEED・YOU!」、日本語今週の一曲は1974年のヒット曲アグネス・チャンの「ポケットいっぱいの秘密」、1400放送終了後ジャミングは1404に9960kHzへ移動している。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、周波数変更後4日目の1318:20にピコピコとジャミングを出してきた。八俣の電波が強くあまり大きな影響はない。2日水曜日は日本語放送で失踪者家族から寄せられて手紙の一部が代読されている。
1996年4月14日名古屋市で失踪の安西正博さんへ、お父さんの茂雄さんから、
2002年3月3日東京荒川区で失踪の宮本直樹さんへ、お父さんの正栄さんから、
1983年12月28日大阪府堺市で失踪の山内和弘さんへ、お父さんの治男さんから、
1975年3月23日大阪市で失踪の竹内久美子さんへ、叔母さんの竹内春代さんから、
1987年12月末、埼玉県大宮市で失踪の佐々木正和さんへ、お姉さんの美智子さんから、
1998年5月12日福井県越前町で失踪の林雅俊さんへ、お父さんの雅男さんから、
1956年1月14日徳島県美馬町で失踪の戸島金芳さんへ、妹さんの関谷美智子さんから、
1976年8月10日福島県原町市で失踪の坂上良則さんへ、お姉さんの舟山キヨ子さんから、
1985年10月1日青森県弘前市で失踪の木本佳紀さんへ、お母さんの和子さんから、
1960年6月19日東京都江戸川区で失踪の山下平さんへ、妹さんの鴇崎幸江さんと林田美津枝さんから、
1975年8月札幌市で失踪の山田妙子さんへ、妹さんの阿部順子さんから、
1954年4月22日石川県で失踪の小西能幸さんへ、お姉さんの黒川敏枝さんから、
非公開のOさんへ、妹さんからの手紙

1355:35に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1400からも日本語放送、失踪者家族などの手紙の一部が読まれている。
1967年1月28日北海道釧路市で失踪の吉田雪江さんへ、お姉さんの及川静江さんから、
1952年10月27日京都市で失踪の渡邊晃佐さんへ、弟の訓秀さんから、
1991年3月28日韓国で失踪の大政由美さんへ、お母さんの悦子さんから、
1994年2月3日フィリピン東方海域で失踪の仲桝忠吉さんへ、妹さんの與那原一子さんから、
1963年6月川崎市で失踪の高橋太一さんへ、お姉さんの大湖弥代江さんから、
1966年7月失踪の小林榮さんへ、弟さんの七郎さんから、
1977年9月16日下関で失踪の安村(尹)文夫さんへ、お姉さんの中島政子さんから、
1969年11月4日渋谷区で失踪の上田英司さんへ、お母さんの貞子さんから、
1988年失踪の林田幸男さんへ、奥さんの雪代さんから、
2001年失踪の賀上大助さんへ、お母さんの文代さんから、
1998年失踪の中村三奈子さんへ、お母さんのクニさんから、
1953年失踪の徳永陽一郎さんへ、お姉さんの森川洋子さんから、
1976年失踪の国広富子さんへ、妹さんの辻口文子さんから、
1996年失踪のMさんへ、お父さんのKさんから 以上の方々からの手紙が読まれた。1425:35に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
このしおかぜの番組は、2011年6月1日、15日、29日、7月13日、27日、9月7日、21日、10月5日、19日、11月2日、30日、12月14日、2012年1月18日、2月15日、29日、3月14日、4月4日、5月2日、16日、30日、6月20日、7月4日、18日、8月1日、15日、29日、9月12日、26日、10月10日、31日、11月14日、28日、12月12日、26日、2013年1月23日、2月6日、20日、3月6日、20日、4月3日、17日、5月1日、15日、29日、6月12日、26日、7月10日、24日、8月7日、21日、9月4日、10月2日、30日、11月13日、27日、12月11日、2014年1月22日、2月5日、19日、3月5日、19日と同じ内容で、ほぼ隔週水曜日に放送されている。5985kHzへのジャミングは1443に止まった。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングはかなり強い、しかし聞き取りは可能である。懐かしい日本の歌は「春の歌」で開始。続いて拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月ごろコペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月に家族全員死亡と北朝鮮は発表している。
ふるさとの声は有本明弘さんから、2013年2月の収録で。お母さんの有本嘉代子さんからのメッセージも。2013年9月16日東京で開かれた国民大集会から明弘さんの訴えが代読で出ている。続いて2013年2月20日兵庫県での「拉致問題を考える国民大集会in兵庫・神戸」から有本嘉代子さんの訴え。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ザ・タイガースの「花の首飾り」、グループサウンズ全盛時代だった大ヒット曲。この番組は2013年11月27日、12月6日、15日、24日、2014年1月2日、11日、20日、29日、2月16日、3月6日、15日、24日と同じ内容である。
1600の「しおかぜ」は6165kHz、どうはには1605までCNR6神州之声が出ており結構強い、しかし1559に八俣からの電波が出ると完全に消えてしまう。ジャミングは全く出ていない、受信状態は極めて良好である。1330と同じ拉致被害者家族のメッセージが一部代読されている。放送終了後は同波のCRIのバックにジャミングが出ていることがわかる、放送開始後出てきたと思われる。1852:50にジャミング停波、1900まででているBBCが強力に浮かんできた。

1600の「ふるさとの風」は9960kHzのパラオ送信に変更されている。それまで出ていたジャミングが放送開始直前1558:55に停波した。1607頃ジャミング再開、時々止まったり不安定だ。同波にはFSK羽も出ており、9780kHzの台湾送信よりも受信状態は悪くなったようだ。1430と同じ番組である、もちろん再放送のため周波数アナウンスが9780kHzのままである。1629:35に番組終了、WHRの英語が出て163010に停波した。

4月2日のロシアの声インターネット放送は拉致事件についてこんな論評を伝えていた。

北朝鮮は1970-80年代に行われた同国工作員による日本人拉致問題についての協議を退けていない。これは、1年半の中断期間を経て、再開された日朝交渉の主な結果ということができるだろう。北朝鮮が日本政府の期待に答え、問題解決に現実的な一歩を踏み出せるかどうかは、まだわからない。これについて朝鮮問題に詳しいロシア人専門家のコンスタンチン・アスモロフ氏はこの状況について、次のように語っている。

「日本はこのテーマを話し合うことに関心をもっている。なぜなら親族の尽力の結果、このテーマは世論の大きな反響を呼んでいるからだ。ところが北朝鮮のほうは単に対話継続に関心を抱いているのみだ。おそらく、これが理由となって、懇談が再開されたのではないかとおもう。だがここでひとつ重要なディテールがある。それは北朝鮮が日本人拉致の事実を認め、現在までに拉致者の一部を日本に帰したことを確認していることだ。残りの拉致者は全員死亡し、墓は洪水で流されたというわけだ。日本政府はいまだに、拉致者のなかには投獄されて生き残っている人がいるという考えを示している。だが、日本側には何の証拠もない。あるのは、あまり信憑性のない、招待者の目撃証言のみだ。主に越境者の証言で、これは何度も嘘であることが発覚している。そのため、日本人が生きてるという100%の証拠は確かにないのだ。」

北京での交渉再開目前に日本の古屋 圭司国家公安委員会委員長は声明を表し、交渉で北朝鮮が拉致問題について日本に歩み寄りを見せた場合、日本は対北朝鮮制裁を緩める構えであることを明らかにしている。前回の交渉は2012年11月に行われていたが、北朝鮮のミサイル発射実験によって直ちに中断されてしまっていた。だが双方とも、対立は対話の助けにならないことは理解している。岸田外相も声明で表したように、日本は北京での今回の日朝交渉とそこで関係正常化についての今後の歩みについて達成された合意を高く評価している。
http://japanese.ruvr.ru/2014_04_02/270577752/



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