通算336週目の放送最後、1300台の台湾からの9950kHzは強力に聞こえている。ジャミングは全くない出ていないようにも見える。朝鮮語今週の一曲は本田美奈子のOneway Generationが日本語で出ている、当たり前だが。
1330の「ふるさとの風」はにニュース解説から、チャンソンテク氏の処刑について述べている。このことにより、金正恩は指導者ではなく支配者だということがはっきりした。
拉致問題解説は北朝鮮に拉致られたことを否定できない人たちについての解説。民間団体の「特定失踪者問題調査会」も取り上げている。またここが実施している短波放送「しおかぜ」も紹介された。
ふるさとの声は石岡亨さんへ、お兄さんの石岡明さんから2013年1月23日付の手紙が代読されている。今週の一曲は1979年のヒット曲、甲斐バンドの「安奈」が出ている。
同じく1330の「しおかぜ」は6140kHz、すでに1200からジャミングを出しているが、時々停波したりしており、電力危機の実態が見て取れる。それでも1330以降は止まることもなくジャミングを出し続けている。22日日曜日は日本語放送から、先週と同じ番組である。また昨日1400とも同じ内容である。
後半1400は朝鮮語放送、この時間もジャミングが強い、5kHz上からの被りはいつもより弱いようだ、その分北からのジャミングが強いというわけ。1438:50にジャミングは止まった。その直後1440には5910kHzへジャミングが出てきた。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全く聞こえない、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌は「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ高田のベビーホテルに子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮は、こうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」と述べていたことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「夫(原さん)の死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
これらの事実から、北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようという姿勢が見え隠れしている。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、2013年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんから。同じくお兄さんから本間勝さん2013年9月16日国民大集会での収録メッセージ。続いて2013年4月27日の国民大集会での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。
今日の一曲、1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、過去何年も前から使われている、最近ではちょうど一年前にも登場している。
この番組は2013年11月16日、25日、12月13日と同じ内容である。