2013年11月26日

11月25日ふるさとの風

日本政府拉致対策本部の北朝鮮向け放送は今週で通算333週目の放送となる。1300の9950kHz台湾送信はジャミングも全くない、受信状態は良好である。
ニュース解説に続く朝鮮語今週の一曲はチェッカーズの「I Love you,SAYONARA」である。1330は「ふるさとの風」に品語放送もクリアーに聞こえている。
12月10日からの北朝鮮人権侵害啓発週間のお知らせなどが出ている。拉致問題インフォメーションは、10月28日鳥取市米子コンベンションセンターで開催された「拉致問題の早期解決を願う国民の集いin米子」から、拉致被害者田口八重子さんのお兄さん飯塚繁雄さんからの訴え、このあたりから急に信号が下降気味、幾分ノイジーになってきた。これ以降は聞き取り不可能、S2~3と撃沈してしまった。

1330の「しおかぜ」は5910kHz、ジャミングはわからない、月曜日は拉致被害者失踪者の氏名生年月日の読み上げである。八俣からの信号はいつもより強い。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全くない、受信状態はいつものように良好である。懐かしい日本の歌は「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ高田のベビーホテルに子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮は、こうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」と述べていたことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「夫(原さん)の死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
これらの事実から、北朝鮮側の主張には、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようという姿勢が見え隠れしている。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、2013年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんから。同じくお兄さんから本間勝さん2013年9月16日国民大集会での収録メッセージ。続いて2013年4月27日の国民大集会での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。
今日の一曲、1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、過去何年も前から使われている、最近ではちょうど一年前にも登場している。
この番組は2013年11月16日と同じ内容である。
1600の「ふるさとの風」は9780kHz、昨日同様極めて受信状態は良好である。周波数も約130Hz低く出ている。1430の9960kHzと同じ番組である。

同じく1600の「しおかぜ」は5975kHz、ジャミングは聞こえず、概ね受信状態は良好である。拉致被害者失踪者の氏名生年月日の読み上げである。1628:52に「日本政府からのメッセージ」が出ている。1649:13に突然ジャミングが出現、ほぼつぶされてしまった。1755:56まで垂れ流しが続いた。
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