海外からのラジオ放送

1300の9950kHzは強力である。朝鮮語、日本語放送ともにクリアーに聞こえている。この時間は毎日同じ番組が出ている。

1330の「しおかぜ」は5910kHz、1301:15にジャミングを出しているが、1309に聞こえなくなった。20日水曜日は日本語放送、失踪者拉致被害者家族からの肉声によるメッセージが出ている。この放送は以前放送された内容である。

1982年失踪の鈴木清江さんへ、お母さんのたみ江さん、妹のとよみさんからのメッセージ。
1991年失踪の橘邦彦さんへ、お母さんの橘智子さんから。
1972年失踪の生島孝子さんへ、お姉さんの馨子さん、お母さんのウラさんから。
1977年に拉致された松本京子さんへ、お兄さんの孟さんから。
トップに放送されていた 河嶋功一さんへのメッセージがカットされたことから1347から穴埋めの音楽が、この放送からカットされた理由は知らない。
1355:36に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1400からも日本語放送が始まった。受信状態は良好である、引き続き肉声によるメッセージが出ている。
1991年失踪の佐々木悦子さんへ、お母さんのアイ子さん、妹さんのめぐみさんから。
1971年失踪の井上克美さんへ、お母さんのイトノさんから。
1977年失踪の新木章さんへ、妹の横山木三子さん、弟の博さんから。
1979年失踪の寺島佐津子さんへ、お母さんのイツ子さん、お父さんの寺島六郎さんから。
1965年失踪の山口美好さんへ、お姉さんの津由子さんから。
1962年失踪の井上征子さんへ、お母さんのマサヱさん、妹さんの恵美子さんから。
1979年失踪の尾方晃さんへ、お母さんの美恵子さんからのメッセージ。
以上の方からの肉声による呼びかけが放送された。1425:34にも｢日本政府からのメッセージ｣が放送されている。この番組は2011年6月6日、7月6日、8月3日、9月14日、10月12日、11月9日、12月7日、2012年1月12日、4月25日、5月23日、6月27日、7月25日、8月22日、9月19日、10月17日、11月21日、12月19日、2013年1月30日、3月13日、4月10日、5月8日、6月5日、7月3日、7月31日、8月28日、9月25日、10月23日と同じ内容でほぼ一ヶ月ごとに再放送されている。厳密には一人カットされているので全く同じということではない。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、受信状態は良好である。11月から懐かしい日本の歌の組み合わせが変更されている。20日は9日前の放送と同じ番組が出てきた。懐かしい日本の歌「どんぐりころころ」で始まった。
拉致問題解説は松本京子さんについて。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致され、2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は拉致被害者松本京子さんへ、2011年10月19日収録のお兄さん孟さんからのメッセージと、2012年年11月9日米子市で開催された「拉致問題の早期解決を願う国民の集い」での収録。
縫製会社に勤めていた同僚だった友人ら二人からは、2007年の収録で、同級生矢倉修さんからも、いずれも過去放送されたメッセージと同じ内容ある。今週の一曲はかぐや姫で1973年のヒット曲「神田川」、二年ぶりの登場である。
貴男はもう忘れたかしら
赤い手拭い マフラーにして
二人で行った 横丁の風呂屋
一緒に出ようねって 言ったのに
いつも私が待たされた
洗い髪がしんまで冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
貴男は私の体を抱いて
冷たいねって 言ったのよ
若かったあの頃 何も恐くなかった
ただ貴男のやさしさが 恐かった

貴男はもうすてたのかしら
24色のクレパス買って
貴男が描いた 私の似顔絵
うまく描いてねって 言ったのに
いつも一寸も 似てないの
窓の下には神田川
三畳一間の小さな下宿
貴男は私の指先見つめ
悲しいかいって 聞いたのよ
若かったあの頃 何も恐くなかった
ただ貴男のやさしさが 恐かった
この番組は2013年11月11日と同じ内容である。

1600の「ふるさとの風」は9780kHz、ジャミングは全くない、若干台湾からの信号は弱め。受信状態は良好である。約130Hz低く出ている。1430の9960kHzと同じ番組である、これよりも信号はよりも弱い。

同じく1600の「しおかぜ」は5975kHz、ジャミングは出てこない、信号はそこそこ来ており受信内容は聞き取りできる。1330の5910kHzと同じ番組である、従来と同じ構成だが、最初のひとりのメッセージがカットされている。短くなった分1617:10から音楽を流している。最初は「よせては返す波の音」の歌詞で始まる曲。2曲目は「蒼い海はるかに」で始まる曲、この「しおかぜ」では時々出ているようだが曲名は思い出せない。