2013年01月11日

1月10日しおかぜ

1300の9950kHzはジャミングも無く弱いながらもよく聞こえている。朝鮮語に続く1330からの日本語放送もまあそれなりに。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、ミャンマー放送がビートになっている、これはノッチで消す、結構よく聞こえてきた。今年に入り1月5日にも放送された詩の朗読「私の娘を100ウォンで売ります」が放送されている。幾度か再放送され実に一年ぶりの放送となった。
2008年に出版された詩集で、脱北者、張真晟(チャン・ジンソン)氏の詩が朗読されている。
30歳代半ばで金日成総合大学を卒業、朝鮮作家同盟中央委員会のメンバーとして金正日体制の宣伝・扇動を担当、2004年に脱北した。1995年~1998年の4年間に300万人が餓死したとされる大飢饉の悲劇を扱った詩は全部で71編。詩自体を綴る事さえ許されない体制下で、「わたしたちのご飯は分厚い木の皮」など「米飯賛歌」からはじまり、生き残るための暮らしぶりや公開処刑、体制批判まで、生々しい言葉が連なっている。

1403:52に「日本政府からのメッセージ」が出ている。引き続き詩の朗読が続いている。1427:02に「日本政府からのメッセージ」、出版社、本人の好意でこのしおかぜで放送が出来た。
この番組は2011年5月4日、8月10日、15日、24日、12月26日、2012年1月6日、2013年1月5日などに放送された。

1430の「ふるさとの風」は9950kHz、ジャミングは全く無い、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌は「荒城の月」と「かもめの水兵さん」の2曲で始まった。
拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月頃、大学生の頃ヨーロッパで有本恵子さんらと共に行方不明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。これもよど号ハイジャック犯がかかわっている拉致事件だ。
拉致事件と密接な関係のあるオウム事件、朝鮮半島を舞台にしたオウムと拉致事件の関連がマスコミで語られることは無いだろう。弱点を握られている関係者にとっては墓場まで持っていきたいことばかり。
ふるさとからの声は石岡亨さんへのメッセージ。2011年10月18日のお兄さんからの手紙が代読されている。

今日の一曲は1979年のヒット曲、クリスタルキングの「大都会」、この番組は2012年3月28日、4月15日、24日、5月12日、21日、30日、6月8日、17日、26日、7月5日、14日、23日、8月10日、19日、28日、9月6日、15日、10月3日、12日、11月8日、17日、26日、12月5日、14日、2013年1月1日と同じである。
1600の「ふるさとの風」は9780kHz、10日の台湾送信は極めて強力である。この時間最強を誇っている、9880kHzのあの強かったVORがいないのがさみしい限りだ。
1430の9950kHzと同じ番組が出ている。
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