1300台の9950kHz、信号も強くジャミングも聞こえない、受信状態は良好である。朝鮮語、日本語放送ともによく聞こえている。
1330の5985kHz、開始曲も短く、いきなり「JSRこちらはしおかぜです」で始まった。信号も強く下からの混信も影響はない、受信状態は良好である。
5日は過去放送された「私の娘を100ウォンで売ります」が放送されている。この番組は2011年5月に始めて放送された。その後幾度か再放送され実に一年ぶりの放送となった。
2008年に出版された、脱北者、張真晟(チャン・ジンソン)氏の詩が朗読されている。
30歳代半ばで金日成総合大学を卒業、朝鮮作家同盟中央委員会のメンバーとして金正日体制の宣伝・扇動を担当。2004年に脱北した。1995年~1998年の4年間に300万人が餓死したとされる大飢饉の悲劇を扱った詩は全部で71編。詩自体を綴る事さえ許されない体制下で、「わたしたちのご飯は分厚い木の皮」など「米飯賛歌」からはじまり、生き残るための暮らしぶりや公開処刑、体制批判まで、生々しい言葉が連なっている。
1403:52に「日本政府からのメッセージ」が出ている。引き続き詩の朗読が続いている。1427:02に「日本政府からのメッセージ」、出版社、本人の好意でこのしおかぜで放送が出来た。
この番組は2011年5月4日、8月10日、15日、24日、12月26日、2012年1月6日などに放送された。
1430の「ふるさとの風」は9950kHzのパラオ送信、ジャミングはわずかに聞こえるが信号も強く受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「シャボン玉」で始まった。
ふるさとの声は拉致被害者の田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんからのメッセーで2011年10月26日収録、続いて八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから、2012年2月19日札幌で開催された「拉致問題を考える道民集会」での収録から。
1987年大韓航空機爆破事件の実行犯に日本語教育を受けさせたのが母親だったこと、戸籍謄本を取った時、養子と記載されていることに驚愕したことなどが語られている。実のお母さんでありながら、田口八重子としか言えないもどかしさ、苦悩がにじみ出ている。
今日の一曲は、1977年のヒット曲で沢田研二の「勝手にしやがれ」、この番組は4月1日、10日、19日、28日、5月7日、16日、25日、6月3日、12日、30日、7月9日、18日、27日、8月5日、14日、21日、23日、9月1日、10日、28日、10月7日、16日、25日、11月3日、12日、21日、30日、12月27日と同じである。