2012年09月23日

9月23日MND Radio

23日0400の6760kHzは強力なジャミングが上側に出ている。下側には出ておらず、カットしてクリアーに受信可能だ。

6480kHzのジャミングは弱い、4925kHzへのジャミングと同じタイプだ。
0600の放送はどうした、4740kHzと共に出てこない。ジャミングのキャリアーだけは出ている。0600にVoice of KoreaのISが1回出てきた。
0602:03にMNDの音楽「平和」が始まった。女声バージョン、0700と同じ番組が出ている。ジャミングのキャリアーのバックでスーパージャミングがかすかに聞こえている。0635「我らの願い」が始まり0637に終了、MNDのキャリアーは0643に停波、ジャミングキャリアーは0645以降も出ている。6700kHzのジャミング送信機は海外向けと同じ送信所から出ていることになる。

5290kHzもジャミングが出たり止まったり、0710過ぎはクリアーに聞こえている、番組繰り返しの0715:35もクリアーに聞こえている。この時間も女声バージョンで、番組本体は0600と同じもの。音楽終了と共にキャリアーも切れた。

1000の5150と6480kHzは共にジャミングが強い、若干5150kHzの方が受信状態がよい。この時間は0500の放送とすべて同じである。
1100の6700kHzは開始時はまだジャミングが出ていない、受信状態は良好である。4740kHzはジャミングが出ている。この時間帯だけ別番組が出ている約22分の繰り返し。
と言うことで、1200の放送は0400と同じ、従って0400、0500、1000、1200の番組本体はすべて同じである。1200の4925kHzにはジャミングは出てこなかった。

September 23 MND Radio in Korean
1* 0359:48-0441:40 4925, 6760 #
2* 0457:55-0538:10 5150, 6480 #
5* 0602:03-0637:02 4740, 6700 &
4* 0657:55-0733:28 5290, 6360 &
2* 0958:46-1039:03 5150, 6480 #
3* 1058:25-1148:41 4740, 6700 %
1* 1158:50-1240:53 4925, 6760 #

1* male ver.   Opening music : 올래オルレ/来て!/Come ;    Closing music : 사랑을 위하여サランゥル ウィハヨ/愛のために/For Love
2* male ver.   Opening music : 휘파람フィパラム/口笛/Whistle ; Closing music : 우리의소원ウリエソルン/私達の願い/Our Wish
3* male ver.   Opening music : 평화Pyounghwa/平和/Peace ; Closing music : 우리의소원ウリエソルン/私達の願い/Our Wish
4* female ver. Opening music : 순정/純情/Genuine ;        Closing music : 보고싶다ポゴシプタ/会いたい/I miss you
5* female ver. Opening music : 평화Pyounghwa/平和/Peace ; Closing music : 우리의소원ウリエソルン/私達の願い/Our Wish
これまでの受信から、6360、6480、6700、6760kHzは同じ送信機、そして4740、4925、5150、5290kHzも同じ送信機である。
送信サイトはキャリアーの出る時間、切れる状況などから二ヶ所から出ている可能性が高い。

9月20日付のDaily NK日本語版に北朝鮮のジャミングについての記事がある。突っ込みどころいっぱいの内容だ、以下転載する。
金正恩時代 対北放送に対する電波かく乱増加

対北民間放送社 「放送妨害機械音で 北住民聞取り困難 … 高出力中波必要」

金正恩政権スタート以後、韓国民間・対北放送の放送に対する北朝鮮の電波撹乱が増えている。対北放送社は、放送に対する北朝鮮のジャミング(jamming,電波かく乱)が、徐々に強化され北朝鮮住民たちの放送受信環境が悪くなっていると口をそろえて言う。高出力中波の対北放送が必要だという。

短波ラジオは、理論上低い電力で朝鮮半島全域に放送が可能だが、一般的に気象・地形などの条件に影響を受け受信感度の起伏が大きい。また対北放送社の放送電波は出力が低く、北朝鮮側が容易に電波撹乱ができる。

"最近対北放送妨害機械音 2種類以上 … 北住民聞き取り困難"

キム・スンチョル北朝鮮改革放送代表は、デイリーNKに、「随時に放送受信感度をチェックしている、4-5月から北朝鮮側の妨害電波が強まってきている」、「対北放送に対する妨害電波は、常にあったが、最近には一回に、2種の以上の機械音がまじり、北朝鮮政府が妨害電波をふやしたと考えられる」と明らかにした。

北朝鮮改革放送が、毎日夜12時から夜明け2時までの2時間の間、短波7590KHzでの放送のサンプルによれば、6月初から現在まで一般的な雑音ではない、2種以上の人為的機械音(ジャミングシグナル、電波かく乱信号)が聞こえる。また人為的機械音が4種以上のこともある。

キム代表は、「北朝鮮改革放送の場合、妨害電波のない時は、FMラジオと同じく鮮かに聞き取れるが、最近妨害電波がひどくなり、放送内容を全然聞き分けるできない場合も多くなった」という。

リ・グァンベク自由朝鮮放送代表も、「かねてから、北側の妨害電波は常にあったが、最近になって北側の妨害電波の活動が強化されている」と言った。ノ・ヨンレひらかれた北朝鮮放送局長も「以前より、北朝鮮の妨害電波が強化されたのは多くの経路で把握されている」、「特に放送される夜明け時間と遅い夜の時間に、主に妨害電波活動をしていることが分かる」と伝えた。

"金正日死後、一定期間ジャミング活動中断 … 最近強化"

朝鮮半島一帯の短波ラジオ放送の受信状態をチェック、研究している東北亜放送研究会によれば、金正日死亡前後3ヶ月、短波ラジオ放送に対するジャミングが減って、最近また強化されている。金正日死亡以後、金正恩政権が安定すると対北放送に対する妨害電波活動も強化されたというのだ。

パク・ソンムン東北亜放送研究会副理事長は、「最近、対北放送の受信状態をチェックして見れば、北側の電力事情が良くない場合を除き、電波撹乱が毎日起きていると把握している」と明らかにした。
これと共に、北朝鮮が対北ラジオに対するジャミング活動を強化するために多くの軍隊の電波かく乱の施設を確保した可能性も考えられる。

コ・ヨンジェ高麗大電機電子電波工学部教授によると、ジャミングシグナルを複数地域から送れば、放送にいろいろ雑音を発生させることができる。教授は「ジャミングは該当の放送のような出力、同じ帯域の周波数に、人為的な電気信号さえ送り出せばできるから手軽な作業」で「ジジジという一般雑音とは違い、規則的な音や機械音が聞こえたら、ジャミングシグナルだと判断ができる」と説明した。

"国内送信所取り揃えた高出力中波放送必要"

対北民間放送は、自然環境と気候、そして北朝鮮のジャミングに容易に影響を受ける短波放送では、北朝鮮住民に放送を安定的に伝達することができないと訴えて来た。放送を送り出す送信所が大部分外国にあり出力が非常に低いのが実情だ。

ひらかれた北朝鮮放送が、春川MBC中波周波数で対北放送を送り出しているが、これさえ出力が低く、北朝鮮住民にどこまで放送が伝達されているか未知数だ。専門家たちは、国内送信所を通じ高出力中波周波数を民間団体に提供することだけが、北朝鮮住民が安定的な放送を聞き取ることができる方法だと訴える。

パク副理事長は、「脱北者が一番多く聞く放送は、KBS韓民族放送で、これは高出力中波放送だから」と言い「100~500kwレベルの出力で、中波放送をると自然環境やジャミングに影響を受けず、安定的な放送ができる」と言った。

「妨害電波というのは、放送と等しい出力やその以上の出力を必要とするから、国内で高出力放送をしたら、これ以上妨害電波の影響を受けない」と付け加えた。

ハ・テギョンセヌリ党議員は、「民間対北放送が、安定的な放送をするためには政府の助けでAM(中波)周波数を民間対北放送社に割り当てるようにすること」と言い「AM周波数を割り当てることは、放送通信委員会の審議が必要だから野党議員たちの協助が必須」と指摘した。
Posted by Hiroshi at 17:00│Comments(0)S.N.Korea
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