しおかぜの緊急放送は第一弾は昨日で終了。そして26日は何が放送されるかと期待半分だが、以前放送された詩の朗読「私の娘を100ウォンで売ります」が放送されている。この放送は2011年5月、8月などに幾度も再放送されている。
ジャミングは全く聞こえない、受信状態はおおむね良好である。上下10kHzに出ているCNR1が強すぎる。しおかぜはその谷間で聞こえている。
2008年4月に出版された詩集で、脱北者、張真晟(チャン・ジンソン)氏の詩が朗読されている。
30歳代半ばで金日成総合大学を卒業、朝鮮作家同盟中央委員会のメンバーとして金正日体制の宣伝・扇動を担当。2004年に脱北した。1995年~1998年の4年間に300万人が餓死したとされる大飢饉の悲劇を扱った詩は全部で71編。詩自体を綴る事さえ許されない体制下で、「わたしたちのご飯は分厚い木の皮」など「米飯賛歌」からはじまり、生き残るための暮らしぶりや公開処刑、体制批判まで、生々しい言葉が連なっている。出版社、本人の好意でこのしおかぜで放送が出来た。
1404:07に「日本政府からのメッセージ」が出ている。引き続き詩の朗読が続いている。1427:17に「日本政府からのメッセージ」が出て番組終了。
1430の「ふるさとの風」は9950kHz、信号は強い、ジャミングは全く聞こえず、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌は「大きな栗の木の下で」、拉致問題解説は有本恵子さんについて、ふるさとの声は、お母さんとお父さんからのメッセージで2011年9月4日の収録。
今日の一曲は1962年のヒット曲、伊藤ゆかりの「ロコモーション」、1453に曲は終了、12名の政府認定拉致被害者の氏名と、周波数アナウンスで放送終了。
この番組は11月29日、12月17日と同じ内容である。