全ての朝鮮語放送にかけられている北朝鮮のジャミング、小回りが効かず極めて効率の悪いジャミングだ。
「ふるさとの風」など9.9MHz帯にもかけられているが、このところ殆んど効き目がないようだ。おそらく季節的スキップ状態にあるのだろう。
一方「しおかぜ」はいち早く対応しており、この放送に関してはことの他過敏になっている。周波数変更した翌日にはジャミングをかけてくるが、2000の放送だけは無頓着、古い周波数に出たままである。最も10kHzしか離れておらず、帯域の広いこともあって多少の効果はあるのだろう。
最も過激なジャミングは、勝手にスーパージャミングと書いている韓国からの放送に対して行われている。3.9MHzと6MHz帯、あわせて9波が激しいジャミングを長時間出し続けている。
このうち、6月8日に5890kHzから5895kHzに動いたRFAに対するジャミングが9月28日から5830kHzにまた動いている。
今回の動きは今までになくすばやい対応だ。1500からのRFAは9月22日には5830kHzへ出ており、6日目にしてジャミングを出してきた。とは言うものの、一旦出した以上、RFAの周波数に対応して動くわけではなく効果のほどは知れたもの。
5830kHzのRFAは1500-1658だけ、しかしこの後1730からのR.Fardaが完全につぶされてしまった。最も対象地域ではこの北朝鮮のジャミング全く聞えないらしい。
5830/6003/6015 kHz 0650-2400
6518/6600 kHz 0650-2300
6230/6348 kHz 0450-0542, 0650-2300
3912/3985 kHz 0650-2300
局名不詳の朝鮮語放送に対しても6230kHzは0500の放送にもスーパージャミングを出し始めている。一方6135kHzのは、「しおかぜ」などと同じ種類のジャミングを出している。