1330の「しおかぜ」は5985kHz、ビルマ放送のビートがかすかにあるだけで、ジャミングは全く無い。受信状態は極めてよい。
「私の娘を100ウォンで売ります」が久しぶりに再放送されている。2008年4月に出版された詩集で、脱北者、張真晟(チャン・ジンソン)氏の詩が朗読されている。
30歳代半ばで金日成総合大学を卒業、朝鮮作家同盟中央委員会のメンバーとして金正日体制の宣伝・扇動を担当。2004年に脱北した。1995年~1998年の4年間に300万人が餓死したとされる大飢饉の悲劇を扱った詩は全部で71編。詩自体を綴る事さえ許されない体制下で、「わたしたちのご飯は分厚い木の皮」など「米飯賛歌」からはじまり、生き残るための暮らしぶりや公開処刑、体制批判まで、生々しい言葉が連なっている。
1403:52に「日本政府からのメッセージ」が出ている。引き続き詩の朗読が続いている。この番組は5月4日と同じ内容である。
1427:02に「日本政府からのメッセージ」、出版社、本人の好意でこのしおかぜで放送が出来た。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「むすんでひらいて」と「あめふりくまのこ」の2曲で始まった。
拉致問題解説は増本るみ子さんについて。
今日の一曲は1978年のヒット曲、佐藤宗幸の「青葉城恋歌」。
広瀬川流れる岸辺 想い出は帰らず
早瀬踊る光に 揺れていた君の瞳
時はめぐり また夏が来て
あの日と同じ 流れの岸
瀬音ゆかしき 杜の都
あのひとはもういない
七夕の飾りは揺れて 想い出は帰らず
夜空輝く星に 願いをこめた君の囁き
時はめぐり また夏が来て
あの日と同じ 七夕祭り
葉ずれさやけき 杜の都
あのひとは もういない
青葉通り薫る葉緑 想い出は帰らず
樹かげにこぼれる灯に ぬれていた君の頬
時はめぐり また夏が来て
あの日と同じ 通りの角
吹く風やさしき 杜の都
あのひとは もういない
時はめぐり また夏が来て
あの日と同じ 流れの岸
瀬音ゆかしき 杜の都
あのひとは もういない
この番組は7月5日、23日、8月1日と同じ内容である。