2011年03月28日

3月28日ふるさとの風

今週で通算195週目の放送となる。1300の朝鮮語と1330の日本語放送は強力に聞こえている。ニュース解説に続き、ふるさとの声は松本京子さんへ、お兄さんから。横田めぐみさんへ、ご両親から。田口八重子さんへ、飯塚さんから。市川修一さんへ、ご両親から。増元留美子さんへ、お姉さんから。曽我みよしさんへ、石岡亨さんへ、お兄さんから。松木薫さんへ、お姉さんから。有本恵子さんへ、ご両親から。
今週の一曲は、拉致問題の解決を願って作られた、藤井秀亮(ひでりょう)さんの「翼」。昨年、一昨年と良く聞かれたが、今年になってからは2月第一週以来の放送。
もしも・・・ もしも悲願(ねがい)が叶うなら
この腕を 翼に変えて
力の限り飛んでいきたい あの子のもとへ
幾年も 季節は巡り
咲く花も 川の流れも変わらねど
父も母も 老いて小さくなりました

だけど 瞼に焼き付く幼いあなたは
あの日のままで 微笑んでいる
寂しかろう辛かろう 北の彼の地は
戻れ戻れこの胸に 母の胸に

もしも・・・ もしも思慕(おもい)が届くなら
この魂(こころ)カモメに託し
絆の糸を届けて欲しい あの子のもとへ
今日もまた 星空仰ぎ
いつの日か 会えるその日を祈りつつ
合わす両手 皺もいつしか増えました

けれど 健気に生きているあなたを思えば
どんな苦労も 厭いはしない
ひもじかろう寒かろう 北の彼の地は
帰れ帰れこの腕に 父の腕に

いつか 戻る日信じて耐え抜いてるあなたを
片時だって 忘れはしない
泣きたかろう切なかろう 北の彼の地は
帰れ戻れ故郷に 家族のもとに
帰れ戻れ故郷に 家族のもとに

この曲は2007年に作られた。CDのジャケットにはこう書かれている。自費出版のため市販はされていない。
  1986年4月、私は北朝鮮平壌の地を踏んだ。
 
   演奏会を終えてホテルに戻る車中からデパートが目に飛び込んできた。通訳に言った。 
 『貴国の楽器を見たいので案内して欲しい』と。帰ってきた言葉は『先生、二時間待ってください』だった。
 私は彼が忙しくて時間がとれないのであろうと思っていたが、それは大きな間違いであった。
 実はその間“お客様集め、人集め”をしていたのである。
 車中から見たデパートは確かに明かりがなく、人影もなかったはずだが、二時間後訪れた時は人の波!
 そしていつの間にか電気がついて照明が煌々と光っていた。
 何か違和感を感じた一瞬である。
 帰国後10年、発覚したのは非人道的な行為、拉致であった。
 多くの拉致被害者家族の悲痛な叫びを、私は直接この耳で聞いた。
 私は動く決心をした!その家族の方々の思いを歌に乗せて、北の地まで必ずや届けと!
 北の行為は、百万言説明しようが、弁明しようが、ゆるせない!
 許してはいけない!
 断じて許さない!
 
  北からの1日も早い帰国の実現を願って 
          藤井ひでりょう

この番組は拉致対策本部のオンデマンド放送で曲もカットされることなく聞くことが出来る。

同時刻1330に始まる「しおかぜ」は6020kHzで昨日から聞こえている。やはり1400まではかなり受信状態が悪い。28日月曜日は朝鮮語放送が出ている。

1430のふるさとの風は9960kHz、今週から新しい番組となる。「シャボン玉」と「椰子の実」で番組が始まった。たぶん初登場の局である。ふるさとの声は増元留美子さんへのメッセージ。
今日の一曲は1984年のヒット曲、チェッカーズの「星屑のステージ 」、番組最後の周波数アナウンスも1430からは9960kHzを告知している。
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