2011年01月08日

N.Korean Jamming

どうにも迷惑な北朝鮮のジャミング、対象周波数のみならず、ところかまわず撒き散らすどうしようもないジャミングである。全ての朝鮮語放送にかけられているが、とりわけ6MHz帯に出ている、「韓民族放送」、「人民の声」そして「希望のこだま」の3局に対しては通常のジャミングのほか、強力なスーパージャミングを出している。

このジャミングの出し方が尋常ではなく、9波にかけるジャミングが、放送時間に関係なくほぼ決まった時間に出てくる。その様子は複数波を一台の送信機で出しているのではないかと思われるような節もある。
それは同じ局に対して同時にかけるのではなく、近い周波数を同時に出すという手法をとっていることである。

8日のジャミングの出てきた時間をチェックしてみた。
0653:22 3912, 3985
0652:34 5890, 6003, 6015
0652:01 6275, 6348
0651:26 6518, 6600
1300からの6275kHz「荒野の声」はスーパージャミングに完全に消されている。たったこの時間30分だけの放送のために、延々と13時間以上もジャミングを垂れ流す異常なことをやっている。
その反面同時刻の9725kHzにはジャミングがかかっていないようだ。あるいは出ているのかもしれないが、放送波の方が強くクリアーに聞こえている。

1300の9950kHzはジャミングはほとんど聞こえない、そして台湾からの電波も弱く、朝鮮語と、日本語「ふるさとの風」はほとんど聞き取り不可能だ。

1400の「しおかぜ」は5985kHzだ、開始前からジャミングが出ているが、放送波が強く1359にキャリアーが出るとほぼジャミングは消えてしまった。
それでもフェージングの谷ではジャミングの出ていることが良く分かる。8日土曜日は朝鮮語放送が出ている。
1400台、北からのスーパージャミングもややスキップ気味、6015kHzの韓民族放送も良く聞こえだした。7560kHzのORNKもジャミングが聞こえずクリアーだ。

1430の「ふるさとの風」は9950kHz、日本の懐かしい歌「おぼろ月夜」で始まった。この番組では初めての曲ではないだろうか。
パラオからの電波は今日も強く、ジャミングは全くない。ふるさとの声は、横田ご夫妻からのメッセージ、2010年9月の収録である。
続いて今日の一曲は、因幡晃さんの「太陽の子供たち」、2010年10月に川崎市で開催された、拉致被害者家族を支援する川崎市民の集いで収録されたもの。

1500の9975kHzと1530の9965kHzの朝鮮語放送もきわめて良好、クリアーに聞こえている。
1600の9780kHzは「ふるさとの風」、ジャミングは聞こえないが、信号はやや弱い。この時間6240kHzの「殉教の声」朝鮮語放送はジャミングがかなりうるさい、スキップ気味だったジャミングがまた強くなってきた。
Posted by Hiroshi at 17:23│Comments(0)S.N.Korea
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