普段あまり読むことのない専門雑誌だが、所狭しと並ぶ本の中に、放送技術11月号が目にとまった。
特集記事として、「特集 ラジオ局の新たな試み」とある。
しばらく立ち読みしていたが、じっくり読もうと高い雑誌だが買ってしまった。880円もしたが、中身は結構ためになる記事だ。
目次を見ると、
●「高層マンションにおけるラジオ受信環境の調査」
●「中波ラジオの受信改善アンテナシステム」
●「SDR受信機の中波電界強度測定への応用」
などと書かれている。その道のプロが執筆しているだけに専門的なところがあるが、日ごろラジオを聴いていることから大いに参考になる。
既にPERSEUS受信機など測定器替わりに使用している。プロ用の電側器と何ら遜色のないSDR受信機としてPERSEUSが登場している。
デジタル全盛時代の今、この極めてアナログ的なラジオ放送が脚光を浴びている。おりしもNHKも正月特番を予定している。テレビはデジタルへ向かうが、ラジオ放送はやはりこれからもアナログが続くことだろう。