戦後65年、拉致35年、解決されないとは分かりつつも、放送だけは続けられている。解決に向け努力してますよというジェスチャーだけでも、見せておかなければということか。
16日の1300からの朝鮮語放送「日本の風」9950kHzは、ジャミングもなく良好だ。トピックス、ニュース解説、ふるさとの声など日本語と同じ番組構成だ。今週の一曲は1971年にヒットしたジローズの「戦争を知らない子供たち」
戦争が終わって僕等は生まれた
戦争を知らずに僕等は育った
おとなになって歩きはじめる
平和の歌をくちずさみながら
僕等の名前を覚えてほしい
戦争を知らない子供たちさ
若すぎるからと許されないなら
髪の毛が長いと許されないなら
今の私に残っているのは
涙をこらえて歌うことだけさ
僕等の名前を覚えてほしい
戦争を知らない子供たちさ
青空が好きで花びらが好きで
いつでも笑顔のすてきな人なら
誰でも一緒に歩いてゆこうよ
きれいな夕陽の輝く小道を
僕等の名前を覚えてほしい
戦争を知らない子供たちさ
続く1330の「ふるさとの風」も良好に聞こえている。この時間、15645kHzの「自由北朝鮮放送」もジャミングは全くなく強力に聞こえている。
トピックス、ニュース解説、拉致問題解説は2004年の第2回日朝会談について。ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ。今週の一曲は、1968年のヒット曲黛ジュンの「天使の誘惑」
好きなのにあの人はいない
話し相手は涙だけなの
幸せはオレンジ色の
雲の流れに流れて消えた
私の唇に人さし指で
くちづけしてあきらめた人
ごめんなさいねあの日のことは
恋の意味さえ知らずにいたの
砂浜で泣きまねをすると
やさしい声が流れてくるの
思い出はオレンジ色の
雲のかなたに浮かんでいるの
私の唇に人さし指で
くちづけしてあきらめた人
今ここにあの人がいたら
陽にやけた胸に飛び込むでしょう
飛び込むでしょう
飛び込むでしょう
飛び込むでしょう
この1300-1400の放送が、対策本部のオンデマンド放送で、今週の一曲以外は聞くことができる。毎週水曜日以降にアップされるようだ。
1400の「しおかぜ」は引き続き5910kHzが使われている。放送開始前から強烈なジャミングが出ているが、ほぼ抑え込んで強力聞こえている。
16日月曜日は日本語放送が出ている。拉致被害者家族からの肉声メッセージ放送されている。
1430「ふるさとの風」は9960kHz、懐かしい日本の歌は「富士の山」、ジャミングもなく受信状態は良好である。同波のRTTYが若干気になる程度。続いてふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ。2009年10月の録音。今日の一曲は、1977年のヒット曲、沢田研二の「勝手にしやがれ」。
7月2日、29日、8月7日と同じ番組である。
1500の9975kHzと1530の9965kHzも強力に聞こえている。ジャミングはどこへやら。いつも強い9920kHzのKNLSが16日はかなり弱い。