月日の経つのは早い、ただひたすらに時の過ぎるのを待っているのが、解決しない拉致事件だ。解決しないとわかっていながらも、それを願いひたすらに放送だけは続く。
北朝鮮でどれだけの人が聴くことができるのか全く未知数、それだけに毎日放送を続けることに意義がある。
5月1日も受信状態は良好である。1300からの9950kHz、朝鮮語と日本語放送、ジャミングは全く聞こえない。かの地で、今週一週間流されている「国境の風」と「翼」が聞こえることを願うばかりである。
今年度どれだけの予算で放送がされるのか知らないが、聞く限りではまったくたいした費用はかかっていない。全て過去の録音ばかりだから。VT Communicationsへの放送料が一番高いはずだ。
1400の6135kHz「しおかぜ」はジャミングのため全く聞こえない、放送の出ていることはわかる。エチオピアやクウェートではないが、すぐに周波数が変えられないのか。どこかの局のように日替わりにするわけではなし。
1430の9960kHzは全く問題なし、超が付く強力な電波である。ふるさとの声は横田めぐみさんへのメッセージ。ということで、因幡晃さんの「分かってください」。1月5日、2月1日パラオ送信初日、10日、19日、28日、3月9日、27日、4月11日、22日と同じ番組だ。正確には最後の周波数アナウンスが変わっている、3月27日以降ということだが。
因幡晃「わかって下さい」
あなたの愛した人の名前は
あの夏の日と共に忘れたでしょう
いつも言われたふたりの影には 愛が見えると
忘れたつもりでも思い出すのね
街であなたに似た 人を見かけると
振り向いてしまう哀しいけれどそこには 愛は見えない
これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます
涙で 文字が にじんでいたなら わかってください
わたしの二十才の お祝いにくれた
金の指輪は今も光っています
ふたりで揃えた黄色いティーカップ 今もあるかしら
これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます
涙で文字がにじんでいたなら わかってください
涙で文字がにじんでいたなら わかってください