雨後の竹の子という言葉も最近は聞かなくなった。日常の会話で使うと、それ何ということになって場がしらけてしまうそうだ。
言葉は時代と共に変わるということだが、絵文字やメールの影響で、ただ単に知らないだけということもある。
先日、珍しい人からメールをいただいた。ここ一年ほど前からまた短波放送が聴きたくなり古いラジオを持ち出し聴いているという。雨後の竹の子とまではいかないが、いわゆる復活組みが増えてきたことは喜ばしい。
受信した証にレポートをWRTHの住所に送ったが、戻ってきてしまった。新しい住所を知らないかという内容だった。受信報告を送らない人にとっては気にもしないことだが、コレクターにとっては必須らしい。
せっかくだから調べてみたら、その局のウェブサイトにはWRTHとは違う私書箱が書いてある、またメールアドレスもあるので、その旨話をした。
BCLブームといわれた時代には全くなかったインターネットの世界。今やそれが当たり前になっていることを知るきっかけになったようだ。郵便切手を貼って出す時代は終わったのではないかとさえ思える。そんな時代になってもベリカード集めに血眼になっている人もいる。
人それぞれ価値観の違いから、ただ聞いた、聞こえただけではすまない人もいる。聞いた結果もらうというのではなく、ベリカードのために聞くという人もいるから。
このブログにも音声ファイルを載せているが、これを聞いて受信報告が作れるという人もいた。そんなに欲しけりゃどうぞご自由に。短波誌の時代にもあったが、いつの時代にも、こうした変人はいるようだ。
世界的に見れば、Perseusの受信ファイルが相当数アップされているが、これを利用したら、まさしく大量の偽レポートが、本物のレポートとして通用する時代になってしまった。