2009年07月27日

アクセルとブレーキ

毎日のように交通事故は起きる。その中にアクセルとブレーキを間違えたという突っ込み事故が後を絶たない。

間違えて起こした事故だから運転者が悪いということは当たり前。ただしこれは相手が自動車に限る。
車以外で間違った操作をして事故が起きると必ずその製品が悪いとマスコミは報道する。決して使用者が悪いとは言わないし、自動車事故で車が悪いとはまず報道しない。

過去、酔っ払いが石油ファンヒーターをつけっ放しで寝てしまい、酸欠を起こし死亡した事故があった。当然のごとくマスコミは欠陥ファンヒーターだとして、そのメーカー叩きをした。その後そのメーカーは低迷が続き、いまや風前の灯。

密室でガス湯沸かし器を使い死亡事故も起きた。これも器具が悪いとメーカーの責任を追及した。今も裁判が続いている。メーカーは過失は無いといい、被害者は製品の欠陥だとして争っている。

交通事故で車が悪いというのは、その発生件数から見て殆んどゼロに近い。ところが車以外では、どんな酔っ払いが間違ったことをしても、製品が悪いといちゃもんをつける。マスコミもそれに迎合して酒が悪いとは言わない。アクセルとブレーキを間違える、これは車だから許される。
スイッチのON/OFFを間違えた、そんなことをしたら間違えるような製品が悪いといわれる。メーカーはマスコミ対策に神経をすり減らしている。
Posted by Hiroshi at 15:29│Comments(0)番外編
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