すでに誰でもご存知のはずだが、いまだに知らないというご立派な方もお見えになるようだ。
先日あるお宅へ伺った際、デジタルテレビを買ったので古いテレビを引き取ってほしいという話。勿論リサイクル料金さえ負担していただければどなたからでも引き取っている。お前んとこから買ったテレビだぞという。だからどうせよというのか突っ込みたくなるが、要はまだ使えるテレビだから無料で引き取って欲しいと言う事らしい。
映るんだったら買わなきゃいいのに・・・、いずれにしろ処分費用はかかるわけで、ん千円をいただいてきた。こんな身勝手な人はめったに居ないが、ここも映っていた画面にはアナログの文字が。余計なことは言わずにさっさと引き上げた。引き取り伝票をきちんと発行して納得したようだ。
で、これを含め多くのテレビエアコンを指定引き取り場所まで持ち込んだ。うず高く積まれた冷蔵庫やテレビを見ると、世の中一体どこが不景気なんだろうとつい愚痴を言いたくなってしまう。まだまだ使えるであろう家電品が捨てられていく。
家電品のうち、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの4品目がリサイクル対象品である。この4月からは衣類乾燥機と薄型テレビもリサイクル対象になる。ところがこれらの製品を廃品回収業者が車であちこち走り回って集めている。これらはリサイクルに回すのではなく某国へ持ち出すのが主な目的。
量販店の多くがリサイクル料金を取りながらこうしたところへ横流ししていることが時々ニュースとして出てくるが、注意されるだけ。早い話ごめんなさいで終わりだ。引取りの際伝票を発行しないのが原因である。指定引き取り場所へ持ち込まれる量販店の伝票は事後発行されたものばかり。数が多いからというのが言い訳。
しかし長持ちさせて使い続けたいという人も多い。今年に入って、VHSデッキの修理が何台かあった。さすがに2000年以降の製品ばかりだが、どの機種もある特定な部品さえ交換すれば簡単に直る。プラスねじ6本をはずせば殆んどの場合OK、半田付けの作業はめったにない。