世界各地で短波周波数をモニターした結果がITUから公開されている。
もちろん日本も三浦受信所でのモニターがいくつか載っている。最新版では昨年末までのモニター結果を見ることができる。
一部の周波数ではどこから発射されているか、その方位角や位置が示されている。バンド外に出ている火龍ジャミングの周波数も一部ありその電波の出所が推定できる。特に目新しいものはなく今までのデータを踏襲している。
14410kHzの位置については、10月6日は北緯25度14分、東経118度45分だが、10月27日のデータは北緯19度11分、東経109度0分とかなりリーズナブルである。実際、同じ周波数でも日によって送信地が違っている。
北朝鮮の周波数についても多くの周波数の発信地点が記載されている。最も今は衛星からの精密な写真等で鉄塔などもわかっており後はどの周波数がどのアンテナから出ているかを突き止めることだ。
30日のしおかぜ5985kHzは強力に入感している。ジャミングの出ていることは確認できるが影響は少ない。この周波数のR.Manmerが今日はズレることなく正確に出ている。しおかぜ終了後もジャミングは垂れ流しになっており重油の無駄遣いをしている。
これに先立つ1333からのふるさとの風9965kHz、台湾送信も良好に聞こえていた。一方で1430の9880kHz、オーストラリア送信はその9965kHzと同じかそれ以下のレベルで受信状態は悪い。
反面中東方面がよくTRTトルコ放送はカザフ語9785kHzやキルギス語9665kHzなどがローカル局並みに入感している。