パソコンでの無線LANは当たり前になっている。そのおかげで、都会などでは勝手に他人のLANにつながってインターネットが出来てしまう。
きのうテレビを設置した先で、あるチャンネルだけが映り難いという話が出て、無線共聴(ギャップフィラー)の話が出た。
名古屋駅前の高層ビル群の影響で地デジにも電波障害が出ているからだ。しかしこの話し名古屋では予定がないらしいという。
名古屋市内の一部でテレビ愛知だけ映りが悪いのは反射波などの影響が大きく、マルチパスがあり受信の障害になっていることが挙げられる。アナログとデジタルのチャンネルが隣同士と言うこともあり障害に拍車をかけている。したがって今のアナログの電波が止まれば、これらの障害が減りほとんどは受信できるのではないかと言うこと。
それはそれでいいわけだが、現実問題としてあと900余日はアナログ・デジタルどちらも見られるようにしなければならないと言う複雑な工事が必要となる。そこでデジタルアンテナだけにして費用を減らし、家中のテレビ全てをデジタルにする方法だ。なかなか話どおりには行かないが。
今まで映りの悪いと言う事例を幾つか見てきたが、ほとんどはブースターに問題があり、相互変調と混変調妨害を起こしている。ALA1530Sで聞くと場所によって中波が短波帯でも聞こえる現象と同じである。
これがデジタルテレビになるとアナログテレビのように画質が悪いと言うことにはならず、ブロックノイズが出たり、画面がフリ-ズしたりする。デジタルテレビはキーボードのないパソコンと思えばよい。
ギャップフィラーは50mW以下の出力で技術基準適合機器で共聴組合など民間団体でも導入が出来る。マスプロ電工のサイトに導入事例が掲載されている。