2008年09月18日

新疆放送職員投獄

一党独裁の共産国家だから何があってもおかしくはありません。

一般紙で報道されたかどうかは知りませんが、アメリカメディアはそれなりに伝えています。事の発端はRFAウイグル語放送で伝えられたもので、ウイグル族に漢民族の生活様式を押し付ける中央の政策を批判したことが主原因とされています。

中国は多民族国家といわれながら、実際には漢民族以外を共産党員(中国国民)としては認めておらず、西蔵民族に代表されるように、民族浄化を進めています。北京五輪には漢民族しか参加、入場できなかったと伝えられています。

放送番組でもそれは顕著に現れています。以前はあったローカル番組、すなわちチベット語、新疆自治区の各民族語などの放送はすべて北京制作の番組にすりかえられています。

過去には新疆時間もありましたが、今はあの広大な国全て同じ北京時間に統一しています。放送局のウェブサイトもローカルで作られていましたが、インフラ整備の名の元CRIの管理下に置かれてしまいました。

ニュースはすべて新華社以外は伝えられず、これは北朝鮮のアナウンサーとなんら変わることはありません。DWの中国語担当者の問題も尾を引きドイツメディアがいきまいています
日本では考えられないことです。新疆で日本記者が拘束されても抗議すらしないのですから。釈放せよというのは抗議とは言いません。
Posted by Hiroshi at 09:16│Comments(0)Taiwan/China
上の画像に書かれている文字を入力して下さい