2008年05月28日

元気なアフリカを目指して

「元気なアフリカを目指して」をスローガンにした第4回アフリカ開発会議(TICADIV)が28日から横浜市で始まった。

アフリカにある国53の内、日本が承認していないソマリアを除く52の国が一堂に集まる予定だったが、カメルーン、赤道ギニア、サントメ・プリンシペは内政問題などを理由にドタキャン。首脳だけでも40カ国から出席している。

ラジオを聴いていることからどんな国名を聞いてもその所在がすぐわかるのはこの趣味ならではのことだろう。
中国に先をこされたのを知ってか知らぬか、ODAを倍増すると大見得を切ってしまった。それはそれで結構、もっと実態に沿った身のある援助になるよう期待したい。

中国がどれだけラジオ放送設備に力を入れてきたか、更に自国の放送を現地でどれだけ再放送しているか、日本政府は分かっているのだろうか。
テレビ時代とばかりに、欧米中心に衛星英語放送だけに力を入れている日本とは雲泥の差である。動乱続くエチオピアでもまさに中国エチオピア自治区になりつつある。

金だけ出して後は知らん顔の援助はもう止めたほうがいい。物と人を出さなければこの日本主導の会議も、全く意味がない。事実多くのアフリカ首脳たちが、会議冒頭の福田総理大臣の演説を最後まで中国の首脳と思い込んでいた。演説が英語でなかったので、中国かと思ったらしい。

Posted by Hiroshi at 22:40│Comments(0)Japan
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