2008年05月28日

サマータイム

最近の一般紙にも掲載されている記事に、サマータイムのことがある。
5月26日に変な国の首相が記者団に、「やってない日本が異例」などととんちんかんな事をいったらしい。

今までにも幾度か書いているように、EUや北米などがサマータイムを実施しているのにはそれなりの必要性があるからだ。
最も大切なのは国民性はもとより、その国のおかれた地理的条件である。

サミットの参加国はいずれも高緯度に位置している。このことを知らずして日本もサマータイムなどとはアホ丸出しの発言だ。
それに時間に厳しい国民性も無視できない。時報が一秒遅れているとか、ダイヤが乱れているとか秒単位で生活していないのに時間に細かい。

そんなに一時間早めたければ、就業時間、列車ダイヤを一時間早くすればいい。日本国中に無数にある時計を一時間早めるなど不可能なことをオメデタイ首相は知る余地もないだろう。

もし仮に実施となったら、日常海外放送を聴いている立場からしても混乱をきたすことだろう。これまた無数にあるこうしたブログも全て日本時間で処理をしている。そのたびに一時間の修正をどうするのか、難問山積みである。

そんなことより、つまらん深夜番組や深夜営業を止めたほうが、はるかに省エネになると思うのだが。

以下は5月2日のアサヒコムから
 福田首相は26日、夏季に時計の針を1時間進めるサマータイム(夏時間)制度の導入について、記者団に「やっていない日本が異例。我が国も制度を入れるべきだとの意見が強くなってきている。特に環境の問題があり、私もサマータイムをやってもいいのではないかと思っている」と述べ、前向きな姿勢を示した。

 首相は「かつて日本も戦後一時期(制度を導入)したことがあったが、やめてしまった。今は大体どの国もやっている。党の方でも検討をお願いしている」と語った。

 サマータイム制は、日中の明るい時間を有効活用し、エネルギー消費量を抑えるとされる。北海道洞爺湖サミットを控え、自民、民主、公明、国民新各党議員らの「サマータイム制度推進議連」が制度導入の法案を今国会に提出する方針を固めており、首相の発言で導入論議に弾みがつきそうだ。
Posted by Hiroshi at 19:15│Comments(1)Japan
この記事へのコメント
人間の間だけで、都合の良いようにずらすサマータイムは必要ないと思います。
人間は、自然と共に暮らす「動物」なのですから、「自然」に従って生きることが大切だし、特に四季の有る日本にはまったく意味の無いものだと思います。冬はこうゆうもの、夏はこうゆうものなのです。
なんでもかんでも取り入れていたらここは日本では無くなります。
日本国のトップの方々、もっとポリシーも持ちましょう。
他の全ての事でもそうですが、和の国の個性を大切にして欲しい。
物でも、人でも。
Posted by peace J at 2008年05月28日 23:15
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