2023年03月11日

3月10日「しおかぜ」

10日1300の「しおかぜ」は5930kHzが良好である。金曜日は日本語放送から、調査会と特定失踪者家族会は3月6日、参議院議員会館会議室において国会の拉致議連に対し要請を行った。
 古屋議連会長は冒頭「認定非認定にかかわらず被害者を取り戻すというのが日本の姿勢だ。しかし世の中がそのように受け止めているとは言えないし、ご家族はなおさらそう感じていると思う。みなさんの忌憚なき意見をいただき、私たちもそれをしっかりと受け止めて、党派を超えて対応していきたいと思う」と挨拶しました。
 今井家族会会長からは「今日私たち特定失踪者家族会は拉致対策本部の石川事務局長と面会してきた。政府認定拉致被害者とそれ以外の特定失踪者を差別しないこと、そして調査会が言う拉致濃厚者77名を政府で認定してほしいということ、また特定失踪者の家族と総理との面会など要望を伝えた。拉致問題が一歩でも前進するように尽力してほしい」と要請しました。私からは2月15日に発表したアピールについて説明しました。
 出席した家族からは「時間がないという思いだ。いったいどう訴えればわかってもらえるのか」(竹下)、「国が頑張ってくれていると私たち家族が感じられようにしていただきたい」(矢島)、「もし本人がが北朝鮮で命を落とし遺骨が日本に帰ってきたら、父と母と同じ墓に入れてあげたい」(板野)、「私の妹には目撃情報があるが、それを政府や警察がどう取り扱っているのかもわからない。このままでは妹の名が記録に記されるかどうかさえ疑問だ」(生島)、「私の妹だけでなく多くの人が拉致をされた可能性があり悔しい思いでいっぱいだ。なんとか最後だけでも日本で過ごさせたい(吉見)」、とそれぞれ訴えました。
 調査会役員からは「政府が発信する『ふるさとの風』は予算の割には効果が非常に少ない。見直すべきだと思う」(増元)、「『しおかぜ』を送信している八俣送信所の送信施設老朽化に対し、総務省とNHKの利害が一致してデジタル化の方向にあるが、安全保障の観点からアナログ放送は絶対残すべき。ぜひ協力してほしい」(村尾)、「田中さん金田さん出身の児童養護施設のすぐ近くの学校に通っていた有本恵子さん、秋田美輪さんが拉致されている。この問題は他にも波及する。ぜひ力を注いでもらいたい」(岡田)、「日本政府の拉致に対する認識は『しおかぜ』などを通じて拉致被害者に伝わる。ぜひ政府の拉致に対する認識を深くしていただきたい」(杉野)などの発言がなされました。
 その後議員との質疑の後山谷えり子参議院拉致特委員長から「私が大臣だったころ改めて調べるように指示し、ご家族からDNAも預かった。解決までしっかり関わりを続けていきたいと思う。拉致特の委員長もしている。しっかりと審議を今国会でできるよう努めたい。絶対に諦めないで動かして解決に向けていきたい」との挨拶がありました。調査会・特定失踪者家族会では今後も議連及び各党・各議員を通じ国会で具体的な動きが進むよう努力して参ります。皆様のバックアップをよろしくお願いします。

続いて在日朝鮮人の拉致について。
救出への道コーナーは増元照明さんから。家族会・救う会から北朝鮮指導者への3回目のメッセージが紹介されている。
日本政府からご家族の声は松本京子さんへ、松本肇さんから2020年6月に電話収録したメッセージが出ている。

1430の「ふるさとの風」は9560、7520、7290kHzが強力である。7520kHzのタシケント送信は10分以上前からENC音楽を流している。7290kHzはCNR1の混信があるが、おおむね台湾送信が優勢である。懐かしい日本の歌は「めだかの学校」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24歳であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日心臓マヒで死亡したとされる。しかし結婚した事実もなく、何の前触れもなく死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年9月に北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。死亡を確認する客観的事実は何もない。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。弟さん増元照明さんから、2020年6月電話収録のメッセージである。拉致され42年、つらい思いを語っている。お姉さん平野文子さんからも2020年6月の電話収録から。同じく2019年12月熊本県での国民の集いで収録したメッセージである。
今日の一曲は1976年のヒット曲沢田研二の「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、拉致被害者の蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2022年4月9日、30日、5月7日、21日、31日、6月11日、21日、7月1日、13日、23日、8月2日、13日、23日、9月3日、13日、24日、10月4日、15日、25日、11月5日、15日、25日、12月2日、7日、17日、27日、2023年1月7日、17日、28日、2月7日、18日、28日とi同じ内容である。

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